「戦術」と「戦略」の違いとは?
今日のコラム♪
『「戦術」と「戦略」の違いとは?』
本日も「違いもの」シリーズです。
結構、
違いのわかりづらいコトバって多いなあ…
と感じているので、この『違いもの』を
シリーズ化していこうかと考えています。
この『違いもの』は、
過去にも、
下記のタイトルで発信しています。
『「プロデューサー」と
「ディレクター」の違い』
2021年2月28日投稿
『「思い」と「想い」の違い』
2022年3月21日投稿
本日は、
「違いもの」のシリーズ第3弾です! (^^)
では、
本題に入っていきましょう。
あなたも
この『戦術』や『戦略』という言葉は、
よくご存知のことかと思います。
特にビジネスの世界にいる方は、
よく耳にする言葉であると思いますが、
なんとなく理解した気になっていませんか?
ざっくりとした定義をまとめてみると、
「戦術」とは、
「戦略」を達成するための具体的な手段。
「戦略」とは、
方向性や実現への行動といった
大まかなフローを示し、
「戦術」によって具体化していくこと。
以前のテーマでとりあげた、
プロデューサーとディレクターの
関係になんとなく似ていますね!(^_-)
ここで注目しておきたいのは、
『戦略』です。
ビジネスの世界でよく使われる
「戦略」という言葉。
この本質を見誤ると、
大きく意図が変わるほど、
重要な概念です。
「戦略」とは、
もともとは軍事用語です。
兵法の書と言われる『孫子』の中で、
「戦わずして勝つ」という教えがあります。
「戦略」とは、戦うことを省略すること
とも言えますね! (^_-)
ビジネスの世界では、「戦略」とは、
「競争する」ということと同義に近く、
「勝ち抜く」
というイメージが先行しており、
定義の本質が曖昧になってしまいがちです。
本来は、
相手を傷つけることなく、
自分も生き残ること、
これが
「戦略」なのではないでしょうか。
邪魔な相手を倒すのではなく、
「強いもの」が「弱いもの」を
傘下におさめ、
「弱いもの」を守り育てること。
そして、
力量が相手と対等な場合や、
相手の方が強い場合は、
うまくかわす
(独自のやり方を模索する)、
逃げる(その事業から撤退する)
などの選択肢を見出すことも
1つの「戦略」なのです。
「戦略的」ともよく言いますが、
これは、
「戦略」を用意して事に当たること。
あらゆる物事をあらかじめ想定し、
冷静に振る舞うこと。」とあります。
実用日本語表現辞典より
つまり、
戦うことなく、
成果を上げることを意図すること
これが、
「戦略的に動く」ということです。
ビジネスの世界においても、
これが本来の「戦略」の意味なのです。
このことが理解できれば、
本来の「戦略」を組み立てられることが
できるようになるはずです。
あとは、
「戦略」をベースとした
「戦術」を考えることは
それほど難しいことではないでしょう。
そして、
これから先、
「戦略」とは、「多様性」を認め、
受け入れていくことが
最大の武器になっていくのだろうと
私は思います。
では、今日はここまで~♪