もうノルマはいらない!
今日のコラム♪
『もうノルマはいらない!』
今日のテーマは、
ビジネスシーンでよく聞く
『ノルマ』について。
『ノルマ』とは、
その語源は、ロシア語のnormaだそうで、
「一定の時間内に個人、
または集団に割り当てられる作業量」
のことだそうです。
戦時中に、
日本に持ち込まれた思想だと言われています。
最近では、
少しずつ見直されている状況ではありますが、
今でもビジネスシーンの
『売上目標』などにおいては、
根強く残っている状況ではないでしょうか。
日本で、
この『ノルマ』という意味合いは、
「個々が最低限達成するべき、
半ば強制的な目標」
といったところでしょうか。
そこには、
期限を設ける場合がほとんどです。
この『ノルマ』ですが、
あなたも一度は与えられた経験が
あるのではないかと思います。
あなたは、
この『ノルマ』について、
どのように考えますか?
『ノルマ』を与えられる側からすれば、
素晴らしいシステムだと感じている方は、
ほぼ皆無ではないかと思います。
先日、
テレビ東京の『カンブリア宮殿』という番組で、
料理で使う道具店「飯田屋」の特集を
やっていました。
そこの6代目社長が、
なかなか秀逸で、素晴らしいな
と感じたコメント内容が
ほんとにたくさんありました。
その中でも
「ノルマの撤廃」を決断した理由に
とても共感を覚えました。
その理由とは、
ノルマ(売上金額)を設定すると
「お客様が本当に求めているものを
提供できない。」
というものでした。
もし、ノルマがあれば、
売上が未達だったとしたら、
とりあえずは
「この道具でもなんとかなる」
となった場合、
売ることを優先しがちになります。
逆に、
ノルマをなくしたことにより、
お客様が本当に求めている商品が
お店に置いていなかったら、
別のお店を紹介するのです。
置いてあるお店がわからなかったら
調べてでも
他のお店を紹介することまでやるのです。
こんなことをされたら、
次回また他の調理器具を探すときに、
また絶対に行きたくなるのが心理ですよね。
この飯田屋というお店は、
「料理で多くの人に幸せになってほしい」
という想いで仕事をしているのです。
だから、
調理する人が「本当に」求めている
調理器具を提供することで、
作る人が、喜んで、楽しく料理を
作れるようになれば、
その料理を食べる人も
幸せになる という発想です。
このような発想で仕事ができたら、
すごく素晴らしいと思いませんか?
『ノルマ』は、
人(従業員)を苦しめます。
また、
『ノルマ』は、お客様に対しても
一方的に商品のアピールを聞かされるなど、
悪い印象を与える場合もあるでしょう。
この『ノルマ』によって、
一時的に売上が上がって、喜んでいるのは、
「売上を管理する側」のみです。
私たちは、
なぜ、こんな簡単なことが、
今までわからなかったのでしょうか。
『ノルマ』に違和感を覚え、
嫌だと思っていたとしても、
『売上至上主義』によって、
やらざるを得なかったのが、
今までの状況でしょう。
さきほどの
「飯田屋』の例にもあるように、
「何のために仕事をしているのか」
を見直すことで、
『ノルマ』など設定しなくても、
やるべきことが自然と理解できる
ようになります。
それを実行することによって、
お客様のファン化につながり、
(結果として)
売上も自然と伸びていくような
好循環になっていくのです。
これからは、
もう『ノルマ』はいりません!
「売る」ことは、目的ではない
からです。
私たちは、
何のために働いているのか、
その想い(ビジョン)を、もう一度
見直してみてはいかがでしょうか。
きっと、すべての想いは、
『人々の幸せのために』
このたった1つのことに
つながってくるように私は思います。
では、今日はここまで~♪