もしも、ルールが消えたなら・・・
今日のコラム♪
『もしも、ルールが消えたなら・・・』
今日は、小説のようなタイトルですが、
テーマは、『ルール』について です。
早速ですが、
皆さんは、『同調圧力』という言葉を
聞いたことがありますか?
これは、たとえば
みんなが「マスク」をしているから自分も
しないといけない雰囲気になってしまう
見えない圧力のようなものです。
一時期、
『マスク警察』と揶揄される方々
の存在もありました。
なんの権限もないのに、
マスクをしていない人に対し、
「マスクをしなさいよ!周りに迷惑です。」
と、マスクを強制する方々のことです。
本人は、正しいと思っていても、
実際には違ったりすることも
あるはずなのに、皆がしているから、
していないのはおかしいと責めるのです。
その方々は、
いったい何者なのでしょうか?
不思議な存在ですね・・・^^;
今では、
マスクをすることが『ルール』の
ようになってしまっています。
では、この『ルール』とは、
いったい何なのでしょうか?
「電車」に関するの事例で
見ていきましょう。
皆さんは、
電車に乗るときにホームに並びますね?
私の子供のころは、
「降りる人が先」といった、
暗黙知がありました。
それは、
その方が結果的にスムーズだったから、
自然とそうなったのでしょう。
たぶん
『ルール』などではなかったはずです。
そして、
お年寄りや妊婦さんなどは、
「お先にどうぞ」などと言って、
優先して乗せてあげたりしていた
ように思います。
そのような所作が
自然になってしまうと、
たまに、
降りる人より先に乗ろうとする人が
現れたときに、
『ルール』作りが必要ということに
なってしまうのです。
大半の人は違うのに・・・
私たちは、
『ほんの少しの違う点』に
意識をとらわれすぎです。
目立つので、
仕方がないのかもしれませんが、
私には、
その「少しの違い」のために、
ルールが次々と作られていっている
ように思えて仕方がありません。
これなども
『同調圧力』の影響
ではないでしょうか。
今では、
この「降りる人が先」という
『ルール』を守ってもらうために、
ホーム上に、
並び方の線が書かれている駅まで
あったりしますね。
確かにわかりやすいとは
思いますが・・・^^;
また、
『優先座席』なども、
今では当たり前のように
各車両に設置されていますが、
これなども本当に必要でしょうか?
『優先座席』は、
お年寄りや体の不自由な方が
優先という『ルール』のもとに
設置されています。
この『優先座席』が
設置されたことによって、
一般の人にとっては、
その席は、とても居心地の悪い座席
になってしまったのではないでしょうか。
もし、
『優先座席』という名の下に
「譲るべき席」を強制しなくても、
譲ってあげる人は、
きっといるはずだと私は思います。
その他の事例もみてみましょう。
中学校、高校などでは、
無意味と思われるような
『ルール』が、たくさんあります。
茶髪禁止、スカートの丈は何cmまで、
白いシャツに白いシューズ・・・etc
なんか、笑っちゃいますね。
これらのルールは、
廃止しても何の問題もありません。
実際に何か問題がありますか?
事実、かつて私が通った高校は、
服装、カバンなどが完全に自由でした。
それでも
何の問題もありませんでした。
「ルール」などなくても
自然とTPOをわきまえた服装になるのです。
その状況は、
他の学校の先生方が、
入れ替わり立ち替わり
視察に来られていたほどでした。
私たちは今、
たくさんの『ルール』や『同調圧力』で、
とっても息苦しくなっていませんか?
『交通ルール』など、
人命にかかわることであれば、
必要な場合もあるかと思います。
しかし、これなども
(日本での例ではなかったと思いますが、)
あることがきっかけで、
「信号」をなくしてみると
事故が減ったという例もあるほどです。
つまり、
『ルール』にしばられるのではなく、
個々人の「良心」や、
無茶をすると事故になるといった
「危機感覚」が働くことによって、
より柔軟でスムーズに動けるのではないか
という推測が成り立ちます。
もしも・・・
この世界から『ルール』
という概念がなくなったら、
皆さんは、
どんな行動をするようになるのでしょうか?
きっと、
他人への気遣いが自然とできるようになる
ような気がしませんか?
もしくは、
他人の目を気にして(損得勘定が働き)
自然と良いことをするようになるような
気がします。
これから・・・
すべてとは言いませんが、
新たなルール、規制を強めていく
ばかりではなく、
少し緩めていく方向があっても
よいのではないでしょうか?
あなたは、どう思われますか?
では、今日はここまで~♪