アフターフォローを大切にする(前編)
今日は、
私のイベントプロデュース10ケ条
7つ目のテーマ♪
『アフターフォローを大切にする』(前編)
さて、
次第に当たり前には
なかなかできない領域へとやってきました。
このテーマは、
さらに、2つのテーマに分けて
お届けしていきますね。
前編では、
イベントにご来場いただいたお客様
に対するアフターフォロー
後編では、
イベントに携わった関係者
に対するアフターフォロー
では、
前編のテーマに入っていきましょう。
会場へ足を運んでいただいたお客様への
アフターフォローは必ず行いましょう。
これは基本中の基本ではあるですが、
いざ、イベントが終了すると
残務処理などに追われてしまって、
なかなか対応できないまま…
なんてことがよくある話なのです。
『ホスピタリティを大切にする』でも、
少し書いていますが、
イベント(※)をする目的の1つは、
ファンをつくることにあります。
※展示会、見本市等の情報発信のための
イベントを想定しています。
そこで、大切になってくるのが、
このアフターフォローです。
イベント開催後に、
お客様との接点をいかに維持していくか
これは、とても大切なことです。
なのに、
どうしても後回しになってしまいがち
なんですよね…^^;
どうして、
そうなってしまうのでしょうか?
それは、
アフターフォローには、
「手間」をかけることが必要だからです。
しかし、
この「手間」を惜しまなかったことで、
道が開けることもあるのです。
であれば…
せっかく手間をかけるのなら、
ちゃんとお客様に響くようなものが
いいですよね。
では、さっそく
具体的な例をみていきましょう。
1つの方法として、
『サンクスレター』があります。
お礼の手紙ですね。
これは、今では ほとんどが、
メール、SNS等で送るのが
当たり前になってきています。
対応がきっちりしているような
イベントに足を運んだ際は、
必ずといってよいほど、
『御礼メール』が届きますよね。
しかも個人名宛で!
しかし、です!
このような『御礼メール』は、
無いよりはマシ(関係者の方には失礼!)
と言えるのですが、
来場者に一斉配信されるため、
内容を見てみると、
当たりさわりのない文面がほとんどです。
私も当初は、丁寧な対応だと思いました。
しかし、
最近では当たり前になってしまい、
内容もほとんど見ないことが
多くなっています。
ここで、
1つ考えてみてほしいのです。
最近のネットの世界は、
まさに『情報洪水』と言われています。
あなたのメールボックスには、
メール登録をした様々なところから、
毎日たくさんのメールが
飛んできているのではないでしょうか。
さらに、
スマホなどでSNSなどを見ていると、
広告などがどんどんなだれ込み、
ついつい見てしまって、
時間があっという間に過ぎてしまう
といったことはありませんか?
私もたまに、
つい無駄な時間を使ってしまいます(^^;
まさに、
情報洪水に呑み込まれるように、
流されるように時間を使っている方が
とても多くなってきていると思います。
余談にはなりますが、
広告業界は今、
徐々にテレビCMからネット広告に
シフトしてきています。
2019年には、
ネット広告費が、テレビCM費を
上回ったそうです。
その理由は、
若い世代の方が、あまりテレビを
見なくなってきているからです。
(ご年配世代は、テレビの方も多いですが。)
また、
テレビ番組を見るとしても、
ネット経由でTVerやFOD、huluなどで
好きな時間にチェックするのが
当たり前の時代です。
そのため、
テレビCMからネット広告に
シフトしていっている状況となり、
皆さんのスマホやPCの中で情報洪水が
起こっているのです。
このような状況の中で、
さきほどの一律な文面で
『御礼メール』が送られてきても、
ほぼ読まないのではないでしょうか?
現在は、
見るものや読むものがあまりにも多すぎて、
情報が処理しきれず、
目には入っても意識に入ってこないのです。
これでは、
いくら(一律に)御礼メールを送っても、
むしろ逆効果かもわかりません。
そこで、私からのご提案です。
ここは、
敢えてデジタルからアナログへ
戻りましょう!
たとえば、こんな感じ。
ハガキ(できれば手書きがおススメ)で
個々人に向けた内容のサンクスレターを
送りましょう。
※封書よりハガキの方が読んでもらえる率が
高いようです。
郵便料金もハガキの方が安い!(笑)
もし、
小冊子や、NEWSレターなどを
発行されているのであれば、
挨拶文を添えて送ってみましょう。
商品サンプルなどがあるのであれば、
(お礼を兼ねて)無料サービスで
送ってみましょう。
その他、
お店などでサービスを受けられる商品があれば、
優待チケットなどを送ってみましょう。
などなど。
ハガキでサンクスレターを送る場合などは、
サービスの「優待チケット」や
商品サンプルの「交換券」などの機能を
持たせておくのもよいでしょう。
また、
普通では体験できないような参加型のイベント
(その製品を作る工程が見れるツアー など)
にご案内することなども、
大変面白い企画になるのではないかと思います。
このように、
(一斉配信の)御礼メールなどに比べると、
手間も多少のコストもかかりますが、
お客様との接点を繋ぐという観点からすれば、
ずいぶん安いコストだと思います。
ネット広告などに費やすコストと比較すれば、
その差は、一目瞭然ではないかと私は思います。
はい、いかがでしたでしょうか。
『イベント開催後は、
お客様へのアフターフォローを
必ず行いましょう!』
これを読んでいただいたあなたには、
ぜひ、実践していただきたいと思います。
様々なアイデアを皆さんで出し合って、
「お客様にファンになってもらう仕掛け」
を継続していってください。
そして、「面白いアイデア」があったら、
ぜひシェアしてくださいね!(^_-)
では、今日はここまで~♪