コンセプト・ビジョンを明確にする
本日は、
私のイベントプロデュース10ケ条
1つ目のテーマです。
【コンセプト・ビジョンを明確にする】
これは、すべての物事を進める際に
「ある」と「ない」とでは、
全く結果が違ってくる概念です。
「なぜ」「何の(誰の)ために」
開催するのか。
イベントをやろう!と思ったら、
まずは、ここを明確することから
スタートです。
とはいえ、
あなたが、イベントをやりたいと
思い立った時点で、「ビジョン」に
近いものは、すでにできている
のではないかと思います。
「イベント企画の動機」
ともいえますね。(^_-)
では、
「コンセプト」と「ビジョン」の
違いは何でしょうか?
「コンセプト」とは、
一言で説明してしまうと
誤解を生みそうな概念ですが、
あえて言ってしまえば、
「自身のこだわり」であり、
「ビジョンを実現するための指針」
といったところでしょうか。
「誰に」「何を」「どのように」
伝えたいのか、
ということに尽きると思います。
また、
「ビジョン」とは、
「そうなってほしい未来の設定
(理想の世界)」
と私は定義しています。
欲しい結果を得るための、
目指すべき「道標」の役割です。
たとえば、
Amazonのビジョンを例に挙げてみますと、
『地球上で、最もお客様を大切にする企業であること、
お客様がオンラインで求めるあらゆるものを探して
発掘し、出来る限り低価格でご提供するよう努めること』
(ウェブサイト参照)
いかがでしょうか?
なかなか壮大な「ビジョン」ですよね。
このように「ビジョン」が
しっかりしている企業は強いのです。
Amazonは、すべてにおいて、
この「ビジョン」に指針にして
業務が遂行されているのです。
ここで、
「ビジョン」を明確にする際のテクニック
を1つご紹介しますね。
それは、
『なぜ(イベントを開催)したいのか』の
「なぜ」を最低5回は掘り下げてみることです。
そうすると、
本質的な『答え』が浮かびあがってくることに
驚かれるかもしれません。
たとえば、
なぜ、私はイベントをやりたいのだろうか…
⇒私の商品を知ってほしいから。
なぜ、商品を知ってほしいのだろうか…
⇒これを使ったら若返りを図れるから。
なぜ、若返りを図ってほしいのだろうか…
・・・といった具合です。
この「なぜ」を5回以上繰り返すのです。
そこから導かれた『答え』に焦点をあてて、
「ビジョン」を設定することができれば、
後々ブレることがなくなります。
「ビジョン」が設定できれば、
次は、「コンセプト」ワークです。
「コンセプト」は、設定した「ビジョン」
を達成するための「行動指針」となるような
ものが必要です。
そのため、
できるだけわかりやすく、シンプルな表現で
ストレートに伝わる言葉が求められます。
ここで、
いくつか企業のコンセプトを
見ていきましょう。
『ライザップ』は、
自己投資による自己肯定
『ダイソー』は、
主婦のためのゲームセンター
『スターバックス』
サードプレイス(第3の場)
実にシンプルかつ明快ですね!!
『スターバックス』であれば、
美味しいコーヒーで日常から解放される
とかでもいいわけです。(雑ですが^^;)
そこを『サードプレイス』!
ここには、明確なビジョンがあったのです。
スターバックスには、
一人一人が自分らしくいられる多様性を尊重する
社会を作っていくというビジョンがあります。
だから、美味しいコーヒーは当たり前。
仕事場でも家でもないない「第3の場所」で、
自分らしくいられる場所を提供する
ということを表現したのが、
この『サードプレイス』なのです。
さて、
「ビジョン」と「コンセプト」
なんとなくでも、イメージしていただく
ことはできたでしょうか。
この「ビジョン」と「コンセプト」が決まると、
あとはそこに向かって準備するのみです。
この2つが定まっていることで、
びっくりするくらいスムーズに
進展していく体験が得られると思いますよ。
また、
「いつ」「どこで」開催するのかも、
「コンセプト」が明確になっていれば、
自然と決まってくるものです。
今日は、いきなり難しいテーマでしたが、
あなたが、何かイベントをやってみようと
思ったら、まずはこのテーマを思い出して
くださいね。
では、今日はここまで~♪