
イベント制作は、新しい次元へ(第4回・フェスティバル編)
今日のコラム♪
『イベント制作は、新しい次元へ
(第4回・フェスティバル編)』
さて、
このタイトルのシリーズも
いよいよ最終回となりました!
パチパチ(^^ゞ
最終回は、「フェスティバル編」です。
では、
さっそく話を進めていきましょう!(^^)!
まず、最初に
「フェスティバル」とは何か?
日本語訳にすると、
「祭り」や「催事」にあたります。
「〇〇フェスタ」とか「〇〇フェス」と
略して使われていることもよくあるので、
聞いたこともあるのではないかと思います。
ただ、
今日のテーマである
「フェスティバル」は、
「〇〇フェス」といったような
興行イベントではなく、
「第0回」でご紹介した、
以下のカテゴリーの内容から抜粋
お話を進めていきたいと思います。
地元企業主催(単独、合同共)
の地域密着型イベント。
地域振興を目的とした
自治体等が主導するイベント。
今日は、この中から
「企業が主催する地域密着イベント」
にフォーカスして
お話を進めていきます。
さて、
今回のテーマ「フェスティバル」ですが、
これまで3週にわたってお話をしてきた
「イベント」とは大きく違う点があります。
何だかわかりますか?
それは、
「フェスティバル」の主催者は、
(本業の)「売上」や「販売」については
まったく考える必要がない
ということです。
その分、予算管理は、
細かくチェックしておく必要があり、
決められた予算の中で、
確実に実施することが必須となります。
では、
この「フェスティバル」を主催する
主な目的とは何でしょうか?
企業であれば、
社員のご家族や地元住民へのご奉仕です。
自治体等であれば、
地域住民へのご奉仕であり、
地域活性化を意図したものとなります。
自治体等が主催するイベントとしては、
「花火大会」などが、典型的で
わかりやすいのではないでしょうか。
このような「フェスティバル」は、
来場者も運営する側も同じように
楽しめるところがあるので、
私にとっては、とても楽しく
わくわくするイベントなのです。
私がお仕事で
対応させていただくイベントでも
当日になると、
私自身も楽しみまくってます!(^^)!
もちろん、
ちゃんとディレクターのお仕事は
していますよ!(^_^)/
こういった楽しさいっぱいの
イベントですが、
制作する際は、「フェスティバル」
ならではの注意点があることも
知っておく必要があります。
では、以下に、
いくつかの注意点をあげておきましょう。
まず、
「フェスティバル」は、
会場が「野外」であることも多く、
天候に左右されることがよくあります。
私も以前、
工場内の敷地で企画した
企業フェスタの当日に、
台風直撃で中止になってしまった
経験があります。
大変残念な出来事でした。
また、
突然の雨などで、すべってケガをしたり、
突風で、テントが倒れてケガ人がでたり、
人が多すぎて転倒する
などといった、
「不慮の事故」も少なくないのです。
こういった「不慮の事故」を防ぐために、
各コーナーの安全性を細かくチェックし、
できうる対処はすべて行っておくことが
必要です。
それでも何があるかわからないのが、
イベントなのです。
そのため、
「リスク管理」として、
救急看護スペースの設置を検討したり、
緊急の際のスタッフ連絡網を作成
しておくなど、
事前に対応できることは、
可能な限り準備しておくことに
越したことはないでしょう。
また、
こういった事故や、
開催中止などの補償に対応した
「イベント保険」を取り扱っている
保険会社もいくつかありますので、
あらかじめ加入しておくことも
おススメします。
※それなりの予算はかかります・・・
次に、
様々な「届け出」が必要になることが
多いことも注意点の1つです。
たとえば、
「飲食」などは、
フェスティバル開催において、
外せないコーナーの1つです。
特に仮設テントなどで、
その場で調理する食べ物を提供する場合は、
保健所への届け出が必要です。
火気使用を伴う場合は、
消防署への届け出が必要な場合も
あります。
こういったことも、
少々煩わしい作業にはなりますが、
大切な業務の1つです。
その他にも
周辺の道路などへ
影響がでるような場合などには、
警察への届け出が必要になる場合
もあります。
「フェスティバル」を開催する際は、
以上のようなことに、
注意しておく必要があります。
では、次に
「フェスティバル」を企画するにあたり、
知っておくとよい
いくつかのポイントをお伝えしておきます。
※以下は、企業主催の「フェスティバル」に
フォーカスした内容となっています。
先ほど、
企業がフェスティバルを開催する目的は、
「社員のご家族や地元住民へのご奉仕」だと
お伝えしました。
実はもう1つ「目的」があります。
それは、
「企業アピール」をすることです。
「環境保護への取組」
「社会貢献活動」
「企業パーパス(存在意義)」
「SDGsへの取り組み」など、
「へぇ、そうなんだ!」
「しっかりとした会社なんだ!」
といったことを感じてもらえるような
「企業アピール」を
さりげなく入れておくことも必要です。
たとえば、
自社工場などで開催する場合は、
ご家族の方に対しては、
そこで働く社員(お父さんやお母さん)が、
どんな環境で、毎日どのような
お仕事をしているのかを知ってもらえる
よい機会となります。
この場合、
もし可能であれば、
「工場のライン見学」なども、
イベントの1つとして
企画されるのもよいかと思います。
また、
地域住民に対しては、
環境問題やSDGsへの取り組みなど
を紹介し、社会的価値のある
企業として認知してもらうことで
「安心感」をもってもらうことも
よい企画ではないかと思います。
この場合、
アピールしたいテーマに沿った
「パネル展示」や「写真展示」
などのコーナーを設けてみるのも
「あり」だと思います。
ここで、
「企業フェスティバルの目的」を
あえて言い換えてみると、
社員のご家族や、地域住民の方々に
「いつも応援してもらえるような
企業であり続けるため」
と言えるのではないでしょうか。
「企業フェスティバル」は、
上記のような「開催目的」を踏まえて、
企画をしていくことが大切なのです。
最近では、
インスタなど、SNSにアップしてもらえる
ような仕掛けをしていくことも大切です。
例えば、
何かに変身できるブースや、
フェイスペイントコーナーなど
お祭りならではのブースを作る
ことも一考です。
あるいは、
フードコーナーであれば、
人気のお店に出展してもらったり、
ここでしか食べられない
試食的なフードを提供してもらうなど、
行ってみたくなるような仕掛けも
「あり」ですね。(^_-)
さて、いかがでしたでしょうか?
以上で、
4回にわたってお送りした
カテゴリー別の「イベント制作」の
お話は終了となります。
今回も何かの参考になれば幸いです。(^_^)/
では、今日はここまで~♫