
イマーシブな演出とは?
今日のコラム♪
『イマーシブな演出とは?』
さて、
今日は、私の本業である
イベント制作にも関連してくる
キーワード「イマーシブ」について、
書いていきたいと思います。
「イマーシブ」とは、
「没入感」がある状態のことです。
今年、
森岡毅CEOが率いる「株式会社 刀」が
新プロジェクトを発表しました。
森岡 毅氏は、当時破綻寸前の
USJを立て直し、V字回復させた
敏腕マーケターです。
USJの他にも
「西部園ゆうえんち」
「ネスタリゾート神戸」
「ハウステンボス」の
立て直しにも尽力されています。
まさに、
テーマパークの救世主ですよね。
その敏腕マーケターが仕掛ける
新プロジェクトは、
『イマーシブ・フォート東京』
2024年春に、お台場で開業予定の
テーマパークです。
この施設は、
今、海外でも注目されている
「イマーシブ」体験に特化した
世界初の大型エンタテイメント施設と
なるようです。
そのキャッチフレーズも
「人生、全とっかえ」
あなたは、
このキャッチフレーズに
どう感じましたか?
これほどの力強いメッセージを
出されたら、行きたくてたまらなく
なりますよね!(^_-)
事前情報によれば、
この施設では、
すべての来場者が物語の主役になり、
一人一人が他人と異なる体験をするように
なるそうです。
『完全没入体験』テーマパーク
と表現されています。
もう、私は興味深々ですね!!
この施設は、
昨年(2022年)春に閉館した
「ヴィーナスフォート」の装飾を
できるだけ活用しながら、
建設が進められているそうです。
「ヴィーナスフォート」は、
私も大好きな商業施設で、
少しばかり想い出もあったので、^^;、
閉館の話を知ったときは、
とても残念に思っていました。
しかし、
あの森岡氏によって、
『イマーシブ・フォート東京』という
全く新しいコンセプトのテーマパークに、
生まれ変わると知って、
とてもワクワクしているのです。
では、
ワクワクは少し横におきまして…
森岡氏は、
テーマパークの立て直しや、
今回の新プロジェクトに際し、
どのような視点で見ているのでしょうか。
(ここから先は、
すでに紹介されていることに
対する私的見解ですので、
あらかじめご了承くださいね!)
まず、中心にあるのは、
『どれだけの消費者価値があるのか』
を徹底的にこだわっているそうです。
USJの再建で言えば、
『ゲストが本当に喜ぶもの』とは何かを
徹底的に追求しました。
ここの注意点は、
『ゲストが喜ぶだろう』と
作る側が思っていること とは
違うということです。
作る側は、演出のプロとして
こだわり抜き、素晴らしいものを
作っているのです。
しかし、その演出は
消費者が本当に求めているものとは
限らない ということです。
しかし、『マーケティング思考』
で捉えていくと、違う視点で
見えてくるものがあるのです。
ものすごくシンプルで、簡単に
できることであるにもかかわらず、
とても喜ばれることもあるのです。
USJで話題になった
ジェットコースターが後ろ向きに
進むような演出も、技術的には
そう難しいことではないのに、
今まで見たこともなかったから
できなかったのです。
このように、
「こうしたらゲストが
喜ぶのではないか』
を徹底的に仕掛けていった結果、
USJは、V字回復となったのです。
今では、
USJは「マーケティング思考」が
徹底されているそうです。
そのような背景があって、
『ハロウィン・ホラー・ナイト』という
施設全体をお化け屋敷のようにする
前代未聞の企画も生まれたのです。
森岡氏曰く、
「マーケティング」とは、
売る仕事(こちらは営業)ではなく、
売れるようにする仕事だという。
そして、
マーケターは、消費者の
最大の代弁者でないといけない
と言っています。
この言葉には、
私もとても共感しています。
こうした徹底した消費者視点を持ち、
さらに、詳細な来場者情報まで
計算されつくしたところから
生み出されようとしている新感覚の空間
『イマーシブ・フォート東京』
来年春の開業が楽しみですね!(^_-)
では、今日はここまで~♪