オーバーツーリズムについて考えてみた!(前編)
今日のコラム♪
『オーバーツーリズムについて考えてみた!(前編)』
今日のテーマは、「オーバーツーリズム」。
書きはじめてみると、意外にも
書きたいことがたくさんあったので、
今回もまた、
2回に分けてお届けしていきたいと
思います。
前編は、オーバーツーリズムの現状、
後編は、その対策としてどのような例が
あるのかを取り上げてみたいと思います。
さて、
タイトルの「オーバーツーリズム」ですが、
最近、この言葉をよく耳にしませんか?
「オーバーツーリズム」とは、
観光地にキャパシティ以上の
観光客が押し寄せることで、
観光業が過度に与えるネガティブな
影響のことです。
要するに、観光地と言われる各地で、
キャパオーバーになっているのです。
私は、京都の住人として、
(とはいえ、京都市内ではないですが…^^;)
生活環境にも影響するのを目の当たり
にすることもあり、今日はこのテーマを
取り上げてみることにしました。
このテーマは、今、
日本国内だけでなく、世界中の
観光地でも問題になっています。
このような現象は、
実は、最近になってからおこった話ではなく、
コロナ禍以前からもあったようです。
ただ、日本においては
今年に入って、コロナ禍が解消され、
海外からの入国制限を解除した途端に、
ここ最近の急激な円安も相まって、
一気に海外旅行者が押し寄せてきた感が
あります。
さらに、
最近では、SNSに投稿されたり、
アニメの聖地巡礼などによって、
今まで注目されてこなかったような
場所にも観光客が押し寄せてきている
ような状況です。
私は、仕事柄、出張も多いのですが、
今は、海外旅行者を見かけない場所は、
ほとんどないように思います。
新幹線の京都駅や東京駅でも、
海外からの旅行者と思われる方々は、
2~3割ほどもいるように感じます。
新幹線のグリーン車などは、
常に海外の旅行者でいっぱいです。
先日は、東京出張の際に
友人と新宿で食事をしてきましたが、
「思い出横丁」や「歌舞伎町タワー」にある
かぶきホール(近未来の屋台村のような場所)
など、海外の人でいっぱいでした。
このように、
海外からの旅行者にとっては、
今の日本は、とても行きやすい国に
なっているようです。
また、
海外からの旅行者からに加えて、
円安で、日本からの海外旅行が
割高になってしまったため、
日本の旅行者が国内旅行に
切り替えるようになりました。
そのことも相まって、
国内には旅行者であふれかえって
いるような状況です。
では、
旅行者が一気に増えたことによって、
どのような問題があるのでしょうか
具体的な問題としては、
街中の人混みや交通渋滞、
トイレの不足など問題
騒音やゴミの問題、環境破壊など
などがあります。
これらを原因とした
地域住民と観光客とのトラブルも
ニュースでとり挙げられています。
そもそも国策として、
日本の観光資源を活かして、
観光立国として、経済を活性化
させようという面がありました。
しかし、そのことが
行き過ぎた状況になってしまい、
逆に地元住民が困った状態に
なっているのです。
さらに、コロナ禍の前後では
大きく変化した面も見逃せないのです。
それは、
コロナ禍で、観光業に携わる方が
仕事ができなくなってしまい、
多くの方が、事業をやめてしまったり、
転職をしてしまいました。
そのような方の多くは、
観光業には戻ってきていないのが
実情のようです。
現在の「オーバーツーリズム」は、
このような状況によって、受け皿が
小さくなり、キャパオーバーに
なっていることも一因なのです。
では、次回は、
実際にどのような問題があって、
その対策などの例をみていきたい
と思います。
次回も楽しみにしてくださいね~!(^_-)
では、今日はここまで~♪