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コメ価格の謎について 読み間違えていたかもしれません

 

今日のコラム♪

 

『コメ価格の謎について

読み間違えていたかもしれません』

 

今回は、

前回のブログで考察した内容で

読み違いがあったかもしれないので、

緊急で、もう1度同じテーマで

お届けします。

 

その最大の理由は、

先日、農水大臣に小泉氏が

任命されたことにあります。

 

そして、

小泉大臣は、「コメ担当大臣」と

揶揄されていますが、

今のお米の価格事情に大きく

切り込もうとしています。

 

私は、この妙なスピード感に

違和感を覚えました。

 

同じ党の江藤(前)大臣には

できなかったことが、

小泉大臣になった途端に

簡単にできるものなのでしょうか。

 

7月の参院選を睨んでの

仕組まれた人事なのかもしれません。

 

あなたは、

小泉新農政大臣の一連の動きを

どのように感じていますか?

 

これは、

完全にウラがあると考えた方が

よいかもしれません。

 

オモテだけを見れば、

私たち国民にとっては、

万歳三唱のオンパレードです。

 

入札のあり方を変える

減反政策をやめる

 

このことは、

まともな政治家なら誰もが

理解できる政策でしょう。

 

その意味で、

なぜ、今までやらなかったのか?

と考えてしまうのです。

 

入札については、

随時契約へ切り替えることで、

より多くの業者にいき渡ることが

できるようになります。

 

価格的にも、

6月からは

5kg¥3000を割って、

一気に¥2000台のお米が

出回るようになるようです。

 

この状況は、

消費者にとっては、

良い話なのかもしれません。

 

しかし、

目線を変えてみると

どうでしょうか。

 

もし、

¥2000台のお米が出回れば、

備蓄米ではないものは売れ残る

可能性が高いのではないでしょうか。

 

そうなれば、

小売り業者は、他のお米も

価格を下げざるを得なくなり、

利益を圧迫することに

なりかねないのです。

 

そして、

今まで放出された備蓄米の大半は、

JAが握っています。

 

しかし、

この分は、入札仕入れのため、

小売り先に、¥2000台で

販売できるような価格では

卸せないでしょう。

 

約束どおり?

あるいは、予定どおり?

政府に買い戻してもらうのでしょうか。

 

なんとも歪な状況が起こっている

としか思えません。

 

一転して、

悪者扱いになってしまったJA。

 

これは、明らかに

JAをつぶしにかかっているのです。

 

もっと言えば、

最終的な目的は、

「JAバンク」の解体でしょう。

 

これが、

急に白羽の矢がたった小泉大臣登場の

ウラの目的なのです。

 

小泉大臣の父上が

郵政民営化(株式化)で、

海外投資家が入りやすい環境を作り、

今、様々な問題が浮上してきているのは

周知の事実です。

 

そして、

今度は、息子がJAを民営化(株式化)

しようとしているのです。

 

ただ、

私は、小泉進次郎という人間が悪いとは

思っておらず、裏で糸を引く人物がいる

と考えています。

 

彼は、自分の行動が

本当に「良かれ」と思って、

動いているのかもしれません。

 

私たちが知っておきたいことは、

農協は、「つぶしてはいけない」

ということです。

 

この理由は、長くなってしまうので、

機会を改めてお話できればと思いますが、

「農協」という組合組織は、

私たち、すべての国民にとって

とても重要な機能を持っていることを

覚えておいてください。

 

たしかに、

農協組織内部の汚れた闇の部分は

あったのかもしれません。

 

しかし、そのような話は、

今の日本の現状を見れば、

どこをみても、多かれ少なかれ

必ずあるのです。

 

今の経済原理である

「利益至上主義」がなくならない限りは、

この状況は続きます。

 

決して、

農協自体は「悪」ではありません。

 

その中にいる一部の人間が「悪」

なのです。

 

マスコミが、一斉に

この「闇の部分」にフォーカスし、

JAグループをたたき出した時が

要注意です。

 

今、私たちが

早急に考えるべきことは、

農業人口の維持、

そして生産効率アップです。

 

物価高で、様々な資材や

新しい農業機械も新規で購入する

ことが厳しい状況にある中で、

ここに補助金を投入することが

農家を支えることになるのです。

 

このままでは、

お米の価格を下げる以前に、

農家の経営が成り立たなくなり、

本当に日本産のお米が無くなって

いく可能性も否定できないのです。

 

本当は、

減反政策の解除などと言っている

悠長な場合ではないのです。

 

農業従事者の年齢も高齢化している上に、

経営も厳しい状況化にある中で、

どんどんリタイアしていく方が増えている

ことが最大の問題なのです。

 

経営が成り立たないような農業では、

新しい担い手も

なかなか出てこないでしょう。

 

そのため、

農家を支えていくと同時に、

企業などにも新規参入しやすい環境を

整えていくことも必要だと考えます。

 

ただし、

そこには、絶対に海外資本の参入が

あってはいけません。

 

JAの民営化を行なえば、海外資本の

参入もできるようになります。

 

それだけは、

絶対に避けなければなりません。

 

日本国の食糧事情は、

日本の国民が一致団結して守るという

意識が大切なのです。

 

「JAバンク」は、

そのために機能することが

本来の役割でしょう。

 

これから先、

小泉農水大臣が

より具体的に今後の農政のあり方を

示すことができたなら、

 

そして、

本来のJAのあり方を再確認

することができたらなら、

 

その時こそ、

新しい希望が見えてくるのでは

ないでしょうか。

 

しかし、

小泉大臣では、その実現は、

厳しい話なのかもしれませんね。

 

今日は、

緊急で前回と同じテーマで

お送りしました。

 

あなたも、この機会に

日本の農業の現状を少し調べて

みられてはいかがでしょうか。

 

そして、

良かったら、あなたの調べた情報も

多くの方にシェアしてくださいね。(^_-)

 

では、今日はここまで~♪

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