デジタル通貨とは何か(後編)
今日のコラム♪
『デジタル通貨とは何か(後編)』
今日は、先週から引き続いて
「デジタル通貨」がテーマです。
「前編」を
まだ読んでいただいていない方は、
先に、こちらをお読みいただいてから
「後編」に入っていただくと、
より理解しやすいかと思います。
では、
さっそく、続きからまいりましょう。
「CBCD」からでしたね。(^_-)
「CBDC」とは、
『Central Bank Digital Currency』
の略となります。
日本語に訳すると
『中央銀行デジタル通貨』
のことです。
つまり、
法定通貨である
「銀行券」を発行している中央銀行が
(日本でいえば「日本銀行」のこと)
発行する
「デジタル通貨」のことをいいます。
管理手法としては、
「暗号資産(仮想通貨)」と
近いものがあるといえます。
しかし、
中央銀行が発行することで、
「デジタル化されたお金」として、
法的に認められたものとなるため、
「暗号資産(仮想通貨)」
とは区別されています。
現在、各国では、
このデジタル通貨「CBDC」の
検証に入っている段階です。
この実証実験において、
注目すべきは中国版「CBCD」です。
中国では、
22年の北京冬季オリンピックの段階で
すでに実証実験まで先行しており、
世界先進各国より一歩先に進んでいる
状況だと言えます。
話は変わりますが、
数年前、
Facebook(現 Meta)が
『Diem/ディエム(旧:リブラ)』を
立ち上げようとして、
かなり話題になっていましたが、
様々な憶測が飛び交い、
潰されてしまった経緯があります。
『Diem』は、
一定比率で「ドル」や「ユーロ」などに
交換できるため、
分類するとすれば、
『ステーブル(安定した)コイン』(※)
の一種となります。
※『ステーブルコイン』とは、
価格を安定させるために、
法定通貨や金などと連動させるように
設計された『暗号資産(仮想通貨)』
のことをいいます。
そのため、
価値の暴落リスクが低いことが特徴です。
もし、
この通貨(Diem)が、
予定どおり発行されていたら、
世界の金融事情は大きく変わっていたかも
しれないと言われています。
しかし、
現在では、
『Diem』が普及しなかったことで、
中国版『CBDC』が一気に台頭してくる
可能性がでてきました。
そうなると、
世界の基軸通貨は、
現在の『米ドル』から
『中国デジタル人民元』へと
移行する可能性も否定できません。
もし、そうなった際には、
世界の金融事情は、
確実に「未曽有の大変化」が
起こります。
私たちは、
この現状の行く末を
注意深く見ておかなくては
いけません。
気が付いたら、
「大変化」に巻き込まれて、
右往左往しないように
してくださいね。^^;
今後、
「デジタル通貨」は、
日本国内でも使用する機会が
増々高まってくることが予想されます。
しかし、
ここ最近、
立て続けに起こっている通信障害に
目を向けると危機感が拭えません。
もし、
現状においては、
もし、通信障害に陥った場合、
「デジタル通貨」での決済は
できないのです。
私自身の体験談ですが、
つい先日、
たまたま手持ちの現金が少なく、
PayPayで済ませようとしたところ、
某通信会社のモバイル通信が
不通となっていて、
決済できずに困ってしまいました。
もし、
通信ができなくなった場合には、
デジタル上にある「お金」は、
「現金化する」ことさえ
難しいのではないでしょうか。
このまま、
「デジタル通貨」が主流になれば、
もしも
大規模な通信障害が発生した場合には、
大混乱に陥ることは、想像に難くありません。
「セキュリティ面」においては、
まだまだ検証が必要だと思います。
しかし、
近い将来には、
この「デジタル通貨」の時代は
確実にやってくると
考えておいた方がよいと思います。
その時には、
私たちの「お金」の価値観も
もしかしたら全く違うものに
変化しているのかもしれません。
いづれにしても・・・
これからの大変化は、
避けられない状況のようです。
でも、
『まあ、なんとかなる!(^^ゞ』
と思って、楽しく過ごすために、
生きる道を探しておきましょう!(^^)!
もう、お金に振り回される時代は、
終わりなのです。(^_-)
では、今日はここまで~♪