
ニューノーマルって概念、ホントに必要?
今日のコラム♪
『ニューノーマルって概念、ホントに必要?』
さて、
今日のテーマは、
昨年からよく耳にするキーワード、
『ニューノーマル』について。
最近、
人とのコミュニケーションが激減して、
感情が動きにくくなっている
ように感じませんか?
私は、その大きな要因として、
『ニューノーマル』の概念が、
大きく影響しているように思うのです。
『ニューノーマル』とは、
昨年から続くコロナ禍で、
ニュース等で浮上してきたワード
ではありますが、
もともとはリーマンショックのあたり
から使われている『金融上の状態』を
意味する言葉だったようです。
直訳すれば、
『新しい常態』のことですが、
今は、『新しい生活様式』
という定義で使われています。
これは、
「ウィズコロナ」を前提とした話
であったと思うのですが、
今後は「ポストコロナ」でも
当たり前になってくる
『新常態』となってくるような様相です。
厚生労働省のホームページに掲載されている
《「新しい生活様式」の実践例 》を見ると、
『3密』という言葉が流行ったように、
人との身体的距離をとること、
さらには、
人のコミュニケーションの制限が
メインとなっているように
思えてなりません。
相当数の大人数が、
狭い場所に密集することを
避けることには賛成します。
混雑が軽減されることに対しては、
むしろ喜ばしい展開です。
しかしながら、
対面や少人数グループの中で、
同じように 『ニューノーマル』を
ベースにした設定をすることには、
とても疑問を感じています。
これでは、
感染症対策という名の『人間隔離』です。
人と人の距離を1~2m空ける
といった意識を定着させた
『ソーシャルディスタンス』。
ホントにこの距離がないと
感染爆発が起こるというのなら、
いまだに混雑している通勤電車など
(以前より少しマシですが)
は、どうなるのでしょう?
政治家の方も、
2m以内の距離で、しかもマスクをせずに!
会食や会議をやっている光景もよく目にします。
これを見たら、
誰だって違和感を感じますし、
『ニューノーマル』っていったい何だ!
と思うのが普通の感覚ではないでしょうか。
そして、
その先にあるのは、『働き方改革』
これについても一長一短。
・テレワーク ※政府は出勤7割削減を提言
・オンライン商談、オンラインセミナー、
このような形態が、
徐々に主流になってきています。
まもなく「週休3日」なども
当たり前になってくるでしょう。
テレワークの流れの中で、
一気に有名になったZoomなどの会議システム。
確かにとても便利です。
しかしながら、
人のコミュニケーションにとって、
実際に会って話す、
スキンシップなどをなくして、
人の距離は縮まらないように思います。
特に「初対面」であれば、
「オンライン」だけだと
ビジネスライクなお付き合いは
できるかもわかりませんが、
フレンドリーな関係になる可能性は
かなり低いと思います。
本当にこのままでいいのでしょうか?
『ニューノーマル』という概念によって、
「新しい生活様式」が
当たり前のようになっていくのが、
私には疑問です。
皆さんにも、
少し考えてみてほしいのです。
これからも
コロナ禍がまだ続いていくのであれば、
気持ちに無理がない、
『心地よい生活様式』を求めて、
本来の人のコミュニケーションのあり方
というものをもう一度見直してみませんか。
皆さんの身近な周りからでも
少しずつでも変えていくことができれば、
きっとまた、良い方向へ変化していけると
私は思っています!
では、今日はここまで~♪