
ネーミングって面白い!
今日のコラム♪
『ネーミングって面白い!』
今日は、「ネーミング」がテーマですが、
簡単なイメージ体験も交えながら、考察していくので、
楽しんで読んでいってくださいね!(^_-)
また、企業の広報や商品開発に携わっている方や、
普段より「言葉」を意識している方にとっては、
常識的なお話になってしまうかもしれませんので、
ご容赦くださいね。
さて、『ネーミング』とは、
製品や商品、企業などに名前をつけることです。
では、
早速ですが、1つ例を挙げてみましょう。
たとえば、新製品のビールの試飲会です。
ビールの評価をしてもらう際に、
最初に「ビールの商品名」を伝えた時と
先に何も伝えなかった時の評価は、
全く違うものになるそうです。
そりゃそうだろう・・・と
感覚で思われるかもしれませんが、
なぜ、こういう結果の違いがでるのでしょうか?
結論から言えば、
『言葉があるからイメージしてしまう』のです。
ちなみに、ビールといえば定番の
アサヒ「スーパードライ」
キリン「一番搾り」 など
素晴らしいネーミングだなあ と思います。
人間は、
この『言葉』の発明によって、
『概念』というものを獲得したために、
大きな進化をとげたのです。
『言葉』は、様々なことを伝えることができて、
大変便利なものですが、「嘘」もつきます。
「無い」ものを「有る」かのように
イメージさせることもできます。
「見えないもの」でも、あるように
感じさせることができるのです。
さきほどのビールの例でもあるように、
『味』ですらも変化させることができます。
つまり、
人の感覚に影響を与えることができるのです。
では、
ここで1つ体感していただきましょう! ^^)
ここに、「金のイチゴ」があります。
さて、
あなたは、どんなイチゴが思い浮かびましたか?
実際に「食べられる金色のイチゴ」は有りませんが、
「金色のイチゴ」は、すぐにイメージがわきますね?
あるいは、「高級なイチゴ」をイメージしましたか?
このように、
その「言葉」のイメージから、
実際にあるものないもの、
様々なイメージを連想してしまうのです。
『ネーミング』は、
人の「イメージする力」を
巧みに利用することができるのです。
また、『ネーミング』によって
名前をつけることは、別の役割もあります。
それは、
『安心感』を与えることです。
たとえば・・・
『黒光りをして、オレンジっぽいイボイボがあって、
20cmくらいのフニャフニャの物体』 を
あなたが見つけたとしましょう。
今、あなたは、何かグロテスクなものを
イメージしたのではないでしょうか?
何か気持ち悪いですよね~ ^^;
このように『名前』がわからなければ、
とても気持ちが悪く、落ち着かないのです。
でも、これにはちゃんと名前があります。
『ナマコ』
安心したでしょう?
あら、安心しませんでしたか!?(笑)
このように、
何か新しい商品や会社などを作ったり、
新しい発見をしたりした時に、
どんな「ネーミング」をするのか、
ということは、とても大切なことなのです。
もし、
あなたが何か新しい『商品』を作ったなら、
商品にどのような意味を持たせるのか、
1番に何を伝えたいのかを考えて、
その『価値』が伝わる名前にするのです。
機能的なことなのか、
味なのか、デザイン性なのか・・・
どの『言葉』をつかえば、
その価値が伝わるのかを考えて、
それを『ネーミング』するのです。
「会社名」なども同じだと私は思います。
もし、あなたが
これから新しく会社を立ち上げる際は、
会社の企業理念や、
何をやっている会社なのか が
すぐに伝わるような会社名を
ネーミングすることを考えてみては
いかがでしょうか。
さて、
『ネーミング』の面白さを、
少しは楽しんでもらえましたか? !(^^)!
最近では、「イチゴ」や「お米」、「雑貨」など、
面白いネーミングを見かけることも多くなりましたね。
まったく個人的な意見ですが、
キーボードなど「楽器の名前」などには、
結構『品番』のようなネーミングが
ついていることが多いですが、
これなども、イチゴやビールなどのように、
何か感情に訴えるようなネーミングが出てきたら、
面白いだろうな~と思いますね。(^_-)
では、今日はここまで~♪