ホスピタリティを大切にする
今日は、
私のイベントプロデュース10ケ条
3つ目のテーマ♪
【ホスピタリティを大切にする】
早速ですが、
「サービス」と「ホスピタリティ」の
違いとは何かわかりますか?
どちらも「おもてなし」的な、
漠然としたイメージをお持ちの方も
おられるのではないでしょうか。
様々なニュアンスで使われることの多い
この2つの言葉ですが、
ここでは、
「イベント開催」というテーマの中で、
考え方を統一するための「定義」として
とらえていただければと思います。
「サービス」とは、
支払った対価に応じ、
お客様が得られるメリットのことであり、
誰に対しても均一で公平な対応を提供すること
です。
この「サービス」が、
予定どおりに満たされている場合には、
お客様は一定の満足感を得られます。
たとえば、
千円を払ったら、
10分のマッサージが受けられる。
一万円を払ったら、
1泊朝食付きのホテルに宿泊できる。
このように、
あらかじめ設定されていることが、
誰にでも 同じ内容で提供されるものを
「サービス」といいます。
では、
「ホスピタリティ」とは、何でしょうか?
一般的には、『心からのおもてなし』
といった意味で捉えられています。
私は、具体的なイメージとして、
このような方程式が成り立つと考えています。
『サービス+α=感動』
何を言いたいのか
わかっていただけますか?^^;
「+α」とは、
ひとりひとりのお客様にあった気遣いであり、
『相手が、(今、ここで)嬉しい・助かる!
と感じるようなこと』に、
あなたが気付いたことを提供すること です。
また、
「+α」は、
相手に対価を求めるものではありません。
この「+α」を受け取ったお客様は、
想定内のサービスとは違って、
想定外のサプライズ的なものとなり、
それが感動を呼ぶことになるのです。
そして、
そのお客様には、この「+α」によって
主催者の「ファン」になってもらえる
確立がとても高いのです。
単に「サービス」だけでは、
「ファン」になってもらえる可能性は、
それほど高くはないでしょう。
イベントを実施する際に、
(来場者の方に)
主催者様の「ファン」になってもらう
ということは、とても大切な要素です。
これは、
私が最も大切にしている視点でもあります。
また、
「ホスピタリティ」は、
各々のスタッフが率先して、
個々のお客様のためだけに
提供することになります。
ここには、
「設定」されているものなど何もありません。
この「ホスピタリティ」を大切にするためには、
スタッフに「心の余裕」が必要です。
そのためには、
準備をしっかりと行うこと
そして、
できるだけ余裕を持った
タイムスケジュールを組んでおく
といったことが大切になってきます。
このイレギュラーなアクションが、
自然とできるかできないかで
イベントの成果は大きく左右する
といっても過言ではありません。
イベント制作を検討される際には、
ぜひ、この視点を
忘れずにいてくださいね。(^_-)
これから先、
「AI」が、さらに発達してくると、
「サービス」の大半は機械に任せた方が
効率がよくなってきます。
実際に、最近のレストランなどでは
注文から支払いまで、ほとんど人が
関与することがなくなってきています。
これが、
今後の一般的な「サービス」の
スタンダードになっていくことは
間違いないでしょう。
人が「サービス」を行う飲食店は、
高級店に限られてくるようになります。
このように考えていくと、
これから人が活躍できる場は、
まさに「ホスピタリティ」である
「+α」の部分となってくると思います。
そこに気づけた人から、
今やっている仕事が「サービス」だけの
領域なのであれば、さっさと手放して
自分の才能を活かすことに
注力していくようになるのでしょうね。
では、今日は、ここまで~♪