ポジティブな孤食
今日のコラム♪
『ポジティブな孤食』
今日のテーマは、「孤食」について。
最近、
「孤食」というワードから
想起するイメージが、
以前とは、すいぶんと変わってきた
ように感じています。
以前は、「孤食」といえば、
寂しく一人で食べる、という
どちらかといえば、
マイナスイメージのワードでした。
しかし、
今は、コロナ禍の影響も追い風となり、
『孤食』がポジティブなイメージを
持つようになってきています。
最近では、
「おひとりさま飯」とか
「ボッチ飯」といった、
むしろ「孤食」を楽しむような
イメージを連想させるワードも
登場してきています。
ここで、
具体例として、
孤食に対応しているお店の例を
いくつか見ていきたいと思います。
まず、
ラーメンの『一蘭』。
このお店は、
座席を一人ずつ区切ったカウンター席が
評判になりました。
これは、
「女性が一人でも入りやすいラーメン屋」
にするために、カウンターに仕切り壁を
設けたのがきっかけですが、
今では、男女問わず、一人でも安心して
入れるお店として人気です。
また、
大勢でワイワイやりながら食べる
イメージが強い「焼肉店」ですが、
最近では女性が一人で食べていたりする
光景も見られます。
「一人焼肉」を楽しめる、
カウンター席のみの焼肉店なども
登場してきていますね。
このあたりは、
コロナ禍以前から
徐々に浸透してきていましたが、
今は、追い風となっている状況です。
立ち食いスタイルのお店として有名な、
『いきなりステーキ』なども、
もともとは、
回転効率を求めた運営側の理由に
あったようですが、いまは
一人でさっと食べたい方にも人気のようです。
また、
最近では、
学生食堂や社員食堂なども、
改装やレイアウト変更などをおこない、
一人席を積極的に採用しているようです。
かつては、
学生食堂や社員食堂で
一人で食べるているような人は、
一緒に食べる人がいない…
というイメージがあって、
恥ずしかしい思いをした方も
いるのではないでしょうか。
しかし、いまは
むしろ一人で食べたいと思われる方が
増えてきているという背景があるようです。
このように、
今では 様々ところで
「おひとり様飯」や「ボッチ飯」を
楽しむ方が増えてきています。
ただ1点、
「孤食」は、食事を
一人でじっくり味わい・楽しむという
観点からは、良い面もありますが、
寂しさや退屈さから、
スマホを見ながら食べている方も多く、
この点は、あまり良い傾向とは言えません。
ところで、
皆さんは、
テレビドラマ『孤独のグルメ』は
見られたことありますか?
原作は、漫画ですが、
最近、テレビ東京で
Season9がスタートしたばかりの、
今や人気ドラマです。
ストーリーは、
松重豊が扮する主人公の井之頭五郎が、
出張先や営業先で見つけた
食事処にふらりと入って、
食べたいと思ったものを自由に注文し、
じっくり一人で味わいながら食事を楽しむ
といった何気ないドラマなのですが、
一度見るとハマってしまいますね。 ^^;
これぞ、
「ポジティブな孤食」のお手本!
とも思えるようなドラマです。
良かったら、
一度見てみてくださいね! (^^)
さて、
今日は、
「ポジティブな孤食」ということで、
お話をしてきましたが、「孤食」には、
当然ネガティブな面も抱えています。
たとえば、
共働きの家庭が増えて、
子供が一人で食事をする
機会が多くなっていたり、
独居老人が、
毎日一人で食事をしている状況など、
ネガティブに捉えられる
「孤食」もあるのです。
私自身の体験でも、
以前に東京に単身赴任を
していたことがありますが、
「孤食」が毎日となってくると
精神的にも辛いものです。
普段、一人で食べることには
何の抵抗もないのですが、
たまには、
好きな人や 気の合う仲間と、
一緒にワイワイと食べたくなりますね。(^_-)
そこで、
次回は、
「孤食」とは反対に「共食」をテーマに
お届けしたいと思います。
興味を持たれた方は、
楽しみにしていてくださいね!(^_-)
では、今日はここまで~