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令和の米騒動~なぜ急に米不足に?~

 

今日のコラム♪

 

『令和の米騒動~なぜ急に米不足に?~』

 

今日は、日本の『お米』がテーマです。

 

最近、

スーパーなどあらゆるところで

お米が品切れ状態になっていることを

ご存知でしょうか。

 

おそらく、

このブログを発信する頃(8月28日)

には、多くの方が、何かおかしいぞ!

と気づかれている頃でしょう。

 

私の近所のスーパーでも

ほとんど品切れ状態です。

 

生協なども同様です。

組合員に行き渡るだけのお米が

確保できないようです。

 

この原因として、

 

インバウンド需要で、

飲食店が確保しているから…

 

あるいは、

昨年の猛暑の影響で

米の在庫が逼迫している

 

という理由がマスコミなどで

言われているようですね。

 

しかし、

私は「ありえない」と考えます。

 

昨年のコメの作付指数は101で、

例年並みの収穫です。

 

つまり、

お米の流通も例年並みに流れている

と考えるのが普通です。

 

さらに年々、日本人の米の消費量が

減っている中で、普通に考えても

インバウンド需要だけで米がなくなる

なんてことは考えられないのです。

 

私は、

原因は別にあると考えています。

 

それは、

 

先日、8月20日より

『堂島コメ平均』という先物取引市場が

72年ぶりに復活していたのです。

 

私は、このことをニュースで

知りましたが、驚くばかりでした。

 

日本の主食を『金儲け』の

道具にするなんてあり得ません。

 

つまり、

今何が起こっているのかといえば、

『どこかにお米が確保されている』

ということです。

 

需要逼迫を演出し、

価格を吊り上げている可能性があると

私は考えています。

 

まもなく新米が出てきますが、すでに

この新米価格も5kgで¥1000以上

も値上がりしているような状況です。

 

ここは、すぐにでも

国が介入するべき状況では

ないでしょうか。

 

・・・と思っても無駄でしょうけどね。

 

今は、

来月に控えた自民党総裁選の真っただ中。

 

議員の方々は、

自らの政治生命を有利にするための

駆け引きで頭がいっぱいです。

 

話は変わりますが、

 

今の日本の農業政策は、

『減反政策』に舵をきっており、

その政策にわざわざ数十億円の

補助金まで出しているようですが、

税金のムダ使いにも程があります。

 

食糧自給率も年々下がっている中で、

主食を減らせという政策自体がおかしい

ことだと思いませんか。

 

もし、

主食としてのお米が余ったとしても

米粉、米油、家畜の飼料などへ

転用する先はいくらでもあるのです。

 

税金を投入するならここでしょう。

 

お米を様々な形に転用するために必要な

資金を投入すればよいのです。

 

ネットで調べてみた限りでは、

日本のお米の生産量は年間約780万tで

年間で国内需要が約796万tと少し需要が

上回っているような状況なのです。

 

以上のような状況からみても、

これ以上の減反はする必要性もないのです。

 

そして、

昨年度の収穫がほぼ平年並みと

言われている中で、

需要と供給のバランスから見ても

今の時期に店頭から米がなくなる

なんてことはあり得ない話なのです。

 

もし、

本当に昨年の猛暑の影響が

出ているのだとしたら、

本当に緊急事態ですよ。

 

さらに、

今年は猛暑に加えて、

水害や台風も非常に多くなっており、

今年の新米の収穫指数がどうなるのか

まだ予想がつきません。

 

ますます、

減反政策などと言っている場合では

ないはずなのです。

 

さらに、

稲作をやってきた農家の方も

高齢化で、引退する方も

増えてきています。

 

ほっといてもお米の生産は

自然と減少してしまう状況に

あるのです。

 

しかし、

伝統的な『田んぼ』は特殊な農法で、

この農地を1年でも使わなければ、

農地として改めて使えるようになるのに

3年はかかるそうです。

 

もし、

緊急事態で『増反』に舵を切っても

すぐに対応できるものではありません。

 

国政を本気で考えるのであれば、

国の主食を真剣に考えていくことは

必須条件です。

 

それでも『減反』を進めるのであれば、

その明確な理由を国民に示してほしい

ものです。

 

まあ、明確な回答ができる政治家は、

皆無に近いような気がしますけどね…

 

あなたにとっても 今日のテーマは、

決して他人ごとではありません。

 

米不足の状況にある今こそ、

日本の食糧問題について、

少し調べてみてはいかがでしょうか。

 

では、今日はここまで~♪

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