哲学的思考のススメ
今日のコラム♪
『哲学的思考のススメ』
早速ですが、
皆さんは、『哲学』という学問には、
どのようなイメージをお持ちでしょうか?
もしかしたら、
小難しくて、賢い人が好きな学問 とか、
ちょっと変わった人の世界・・・
なんて、イメージがあるかもしれません。
私も、ある程度の年を重ねるまでは、
全く興味すらわかなかったので、
その気持ちも とてもよくわかります。
でも、
たくさんの人生経験を積んできた
あなたには、あなたなりの「哲学」を
お持ちなのではないでしょうか。
哲学の定義とは、
『人生・世界・事物の根源のあり方、
原理を理性によって求めようとする学問。
また、経験から作り上げた人生観。』
~Oxford Languagesより~
とあります。
今日は、
ソクラテスとかプラトンといった
哲学者の考えを学ぶという場ではなく、
哲学的なモノの考え方とはなにか?
ということにフォーカスしていきます。
哲学的思考・・・
この時点で、
拒否感を抱いた方もいるかもわかりませんが、
もう少し我慢して読み進めてみてくださいね。
たとえば、
「生きるってなんだろう?」
「幸せってなんだろう?」
あるいは、
「恋ってなんだろう?」
「愛ってなんだろう?」
なんて考えてみることも
『哲学』なのです。
これらの「問い」は、改めて聞かれても
すぐに答えられる方はごく僅かでしょう。
でも、
「哲学的思考」を持っている方は、
明確に『言語化』できているので、
わりとすぐに答えられるのです。
たとえば、
幸せとは、
『好きなことを、好きなときに、
好きなだけ できている瞬間。』
これは、私の『哲学』です。(^^ゞ
常に、このような抽象的な言葉や、
事象のあり方に意識を向けて、
『抽象度』を上げて考えてみることを
『哲学的思考』というのではないかと
私は考えています。
では、
「抽象度を上げる」とはどういうことか?
この場合、
「本質を考えてみる」といえば、
イメージがわきやすいでしょうか?
それは、
「具体的」⇔「抽象的」といった中で
ものごとを思考する方法とも言えます。
では、さきほどの
「幸せとは何か?」というお題で
考えてみましょう。
ゲームをしているときが幸せ!
と思う方もいれば、
山を登っているときが幸せ!
と感じる方もいます。
これは、「具体的」な例です。
これを少し抽象度をあげてみると、
『幸せ』とは、
「やりたいことをしているとき!」
となります。
さらに
やりたいことができる条件とは何か・・・
といった具合に考えていくのです。
このように
「問い」をたてていくと、
次第に、あなた自身の結論に
到達することができるように
なってくると思います。
では、
実際に「哲学的思考」から
導き出された事例をあげてみましょう。
少し古いですが・・・^^;
「TUBE」というバンドの
『リメンバーミー』という曲の中で、
こういうフレーズがありました。
「恋とは 奪い合い続け、
愛とは与え続けてくこと」
この曲の2番の最初に出てくるフレーズで、
今でも、私の記憶に残っています。
これは、
作詞をしたボーカル・前田亘輝さんの
「哲学」だと思います。
また、
「星野リゾート」の代表である星野氏は、
「観光とは何か?」
「人はなぜ観光をするのか?」
といった問いを
自分に投げかけていたそうです。
その結果、
観光とは、「異文化体験である」
観光とは、「非日常体験である」
といった答えに到達したそうです。
これは、
今でも
『星野リゾートの経営哲学』なのです。
このように、
『哲学』とは
あなた自身の『生き方』を見つけること
でもあり、その『哲学』は、
多くの人の心に残るものになることが
結構あるのです。
この『哲学的思考』を身に着けている方は、
ビジネス界でもトップクラスの人や、
アーチスト、俳優、芸術家の方などに
特に多いように思います。
なぜなら、
こういう方々は、自分のポジショニング、
つまり、『自分の在り方』をしっかりと
持っていないと成り立たない立場にあるため、
自然と「哲学的思考」が身に付いたのでは
ないかと思います。
今までは、このような限られた方が、
自然と身につけていた思考法ですが、
あなたも、
この思考法が使えるようになれば、
絶対に損はないと思います。
究極は、
あなた自身が「どう在りたいか」
これが、あなたの「哲学」なのです。
これからは、
「やり方」より「あり方」が
重要になってきます。
つまり、
今までは「やり方」や「解決法」を
いかに多く知っているかが
大切なことだと思わされてきました。
しかし、
今の混沌とした世界の中では、
今までの「やり方」が通用しなくなる
ことが増えてくるでしょう。
そのような状況になってきたときに
「自分自身の在り方」が明確でないと、
生きていくことがつらくなってきます。
コロナ禍になって、
自分の人生、このままで
本当にいいのだろうか?と、
疑問をいだいた方は少なくないと思います。
その証拠に、
移住する人、新しいことを始める人、
起業する人、離婚や転職をした人 などが
すごく増えているようです。
『哲学的思考』ができるようになると、
「自分自身の在り方」を考えるように
なってきます。
それは、
これからの「生きる指針」となります。
そして、
「在り方」がわからないままの人は、
この先、どう生きていったらよいのか
わからなくなっていくような気がします。
その方が心地のよい人もいるでしょう。
指示されたことだけをやっていればいい。
その方が「楽」に感じるようであれば、
それは1つの生き方です。
ただ、あなたは、
このままではいられないと
感じているからこそ、
ここまで読まれたのではないですか?
今日は、『哲学的思考』に
興味をもってもらえたなら幸いです!(^_-)
では、今日はここまで~♪