日本の技術が世界を変える 「ペロブスカイト編」(後編)
今日のコラム♪
『日本の技術が世界を変える
「ペロブスカイト編」(後編) 』
今日は、先週からの続きになります。
できれば、
先週のブログを先に読んでいただけると
より理解が深まるかと思います。 ↓
では、今回(後編)は、
「ぺロブスカイト」の現状について
見てきましょう。
「ぺロブスカイト」とは、
ロシアのウラル山脈で発見された
鉱物(鉛)です。
この「結晶構造」を応用したものが
「ペロブスカイト太陽電池」です。
この発明者は、日本の桐蔭横浜大学の
宮坂 力(教授)という方で、
その後の研究開発によって、
2009年に誕生したとされています。
この「ペロブスカイト太陽電池」は、
シート状になっているので、
薄くて軽く、曲げることもできるのが
特長です。
そのため、
ビルの窓ガラスや、車の屋根など、
活用できる場所が大幅に拡大する
ことが予想されているのです。
そして、ついに
2026年に入り、
積水化学工業が、法人向けに
「ぺロブスカイト太陽電池」の
発売を開始しました。
かつてのシャープの堺工場の一画を
買収し、そこで量産体制を整える
計画のようです。
また、
年内には、パナソニックが
「ガラス型ペロブスカイト太陽電池」
として、建築材料としての用途を
想定した「透過型」の製品の販売を
開始する予定になっています。
これまで、
「ペロブスカイト太陽電池」は、
発電効率や耐久性の面で、従来の
太陽光パネルに及ばなかったため、
実用化まで至っていませんでした。
しかし、
日本企業による技術進歩によって、
発電効率は、従来のパネルとほぼ
同等かそれ以上の発電効率を達成
しています。
さらに、
前回、太陽光パネルの問題点として
天候による発電量を取り上げましたが、
「ペロブスカイト太陽電池」は、
光の吸収率が高く、屋内や雨天時でも
発電量の低下が少ないのが大きな特長です。
また、
耐用年数においては、
これまでは、現行の太陽光パネルが
15年~20年程度であるのに対し、
「ぺロブスカイト太陽電池」は、
5年~10年とされていました。
しかし、
これを20年~30年程度まで伸ばせる
技術をキャノンが開発したのです。
これで、
太陽光パネルに比べて遜色がないどころか、
あらゆる性能において上回ることが可能に
なったのです。
そして、
この「ぺロブスカイト太陽電池」は、
日本の印刷技術を活用できる上、
シート状のため、製造工場のラインも
コンパクトに抑えることができます。
さらに、
これまでのシリコン結晶によるパネルは、
シリコン原料を高温で溶かす工程が
必要でしたが、このような作業コストも
不要となるのです。
そのため、
ペロブスカイト太陽電池の量産化が進むと
これまでのパネルに比べてもかなり安価に
なってくることは間違いありません。
このような日本の技術を生かして、
中国の太陽光パネル事業攻勢に
待ったをかけたのが高市政権です。
さらに、
「ペロブスカイト太陽電池」は、
生産工程において、
「レアメタル」は必要ないのです。
これは、凄いことになりますよ!
もう、この太陽電池の分野では、
中国の「レアメタル」の輸出規制に
怯えることはありません。
主な原料は、「ヨウ素」などで、
これは、比較的安価な上に、
国内には世界有数の製造メーカー
が存在するのです。
これで、
「ペロブスカイト太陽電池」は
完全に日本主導で思うままに、
生産体制を構築することが
可能な状況となったのです。
この「ペロブスカイト太陽電池」が
日本国内で浸透し、
さらに世界に出ていくようになれば、
太陽光パネル事業のパワーバランスは、
間違いなく中国から日本へと移るでしょう。
私は、日本の国策が上手く機能し、
日本発の「ペロブスカイト太陽電池」が
世界に広がっていくことを
心から願っています。\(^o^)/
では、今日はここまで~♪