
生成AIはどこへ向かう?
今日のコラム♪
『生成AIはどこへ向かう?』
今日のテーマは『生成AI』について。
最近、
あなたも よく耳にされるワード
ではないでしょうか。
『生成AI』とは、
プロンプト(指示文)に対して、
テキストや画像などを作り出す
人工知能のシステムのことです。
最近 話題になっている
「ChatGPT」も
『生成AI』の1つです。
そして、
今、私が注目しているのは、
文字を入力するだけで、
画像や動画を作ってくれるという
『画像生成AI』『動画生成AI』
といわれるもの。
画像生成AIでは、有名なものに、
『Midjourney(ミッドジャーニー)』
があります。
実際に、これを使って、
画像生成にいたるまでの様子を
Youtubeなどで見てみましたが、
単純なワードをいくつか入力するだけでも
ハイレベルのイラストが、それも瞬時に!
出来上がってしまうのです。
「プロンプト」(※)次第では、
作品としても高額で売れそうな
芸術作品が出来上がってしまいます。
※「プロンプト」とは、
ユーザーが入力する指示や質問のこと
私は、これを見たときに、
『AI』は、もう ここまできたのか!
という「驚き」と「恐れ」が
入り混じったような感覚になりました。
まだ、ご存知ではない方は、
一見の価値はありますので、
ぜひ、確認してみてくださいね。(^_-)
このソフトは、
「画像」「イラスト」「絵」などの
スタイルを
大量に『ディープラーニング』を
しているのでしょう。
それでも、
入力したいくつかのワードのみで、
いとも簡単に作品ができてしまうのは、
なんとも複雑な気持ちです。
さらに、
様々な疑問も出てきます。
これらの画像には、
『著作権』はないのだろうか?
現段階では、おそらく
「人」が作り出したものではない
という判断になり、
「著作物」には当たらない と
なるのでしょうか。
では、
誰かの作品に類似していた場合は
どうなるのでしょうか?
今後は、こういった様々な懸念が
どんどん浮上してくると思います。
この『生成AI』が、
どれほどの革命を起こすのか
私には、
まだ明確に想像することはできません。
しかし、
このままいけば、
イラストレーターや、
動画編集者などの仕事は、
間違いなく激減するでしょう。
ただ、
このような革命的な現象は
今に始まったことではないのです。
たとえば、
芸術の世界において、
『印象派』といわれる画家は、
「写真機」が普及しはじめると
「写実主義的な絵画」の需要は、
徐々になくなっていきました。
そのような環境の中で、
『抽象画』
というものが登場したのです。
『抽象画』は、
個人が感じるままに描き出すため、
実際には『存在しないものを描く』
場合も多いので、
唯一無二の個性的なものとなり、
作品の価値観が全く変わっていきます。
そう考えていくと、
現代のクリエイターの中にも、
『生成AI』を上手く取り込んだカタチで、
『AIができないこと』
に手を加えていくような、
まったく新しい手法を生みだしていく
ことも考えられるのです。
今、大手企業では、
業務遂行を目的とした
『ChatGPT』をはじめとする
生成AIシステムの導入が相次いでいます。
これが浸透していくと、
今後は、「仕事のあり方」も大きく
変化していくことは間違いないでしょう。
先日、
『進研ゼミ』で有名な、
ベネッセコーポレーションでは、
『生成AI』を活用した
『次世代型のコンタクトセンター』を
設立するプロジェクトを発表しています。
今後、『生成AI』は、
教育分野をはじめ、多くの事業にも
取り入れられていくことになりそうです。
そうなってくると、
私たちにとって
これから必要となる能力とは
何でしょうか。
(母国語の)基本的な読み書き、
そして、簡単な計算能力があれば、
知識などは、個々人の必要性に応じて
簡単に手に入るようになります。
他言語の習得もほぼ不要となるでしょう。
みんなが一律に歴史などを覚えるような
勉強なども もはや必要ではないのです。
これから必要な能力は、
知識力、問題解決力のようなものではなく、
「文章意図の理解力」、「文章表現力」や
「人の感情理解力」に加えて、
未来創造のコンセプトビジョンにもとづいた
「想像力」あるいは「創造力」が
ものをいう時代へと変化していくでしょう。
今、これを聞いて、
不安な気持ちになった方も
おられるでしょう。
私自身、これを書いておきながら、
不安がないといえば、嘘になります。^^;
でも、それは
仕方のないことです。
これらの能力は、
「自らの経験」で会得しない限り、
これまでの学校では、
あまり教わる機会がなかったのです。
今、大切なことは、
『自分はどう考えるのか』
『自分はどうありたいのか』
様々な事象に対し、
『自分の「意見・考え」を持つこと』
です。
そうすれば、
他人の「意見・考え」にも
耳を傾けることができるようになり、
相手が何を言いたいのか
理解できるようになります。
まずは、
ここからはじめてみてください。
これからの『学び』は、
個々の体験から得られる情報
が主となります。
そして、
その「体験」は独り占めするのでなく、
共有していくことこそが、重要です。
私たちは、もう『生成AI』からは
逃げられないのです。
そうであるなら、
いかに『生成AI』と共存し、
自分の人生を思う存分、
「やりたいことをやれる人生」
にしていくかを考えていくことが、
「幸せへの道」だと私は思います。
では、今日はここまで~♪