
経済成長は、 誰かの借金で成り立っている!
今日のコラム♪
『経済成長は、
誰かの借金で成り立っている!』
今日は、
オモシロイお話をしよう
と思います。
いや、
面白くない話になるかも
しれません。
それでも、今日はぜひ、
読んでみてくださいね!(^_-)
では、
たとえ話からはじめましょう。
想像してみてください。
AさんはBさんに100万円を
借金しています。
BさんはCさんに100万円を
借金しています。
そして、
CさんはAさんに100万円を
借金をしています。
この状況において、
それぞれの手元には、
キャッシュはないけれど、
信用経済の中においては、
「300万円」が存在している
ということになりますね。
あるとき、
Aさんは、ある方から
100万円を預かりました。
Aさんは、すぐにBさんに
借金を返済しました。
Bさんも、すぐにCさんに
借金を返済しました。
Cさんも、すぐにAさんに
借金を返済しました。
その時、ちょうど
ある人がAさんに預けていた
100万を引き取りにきたので、
返金しました。
この時点で、
Aさん、Bさん、Cさんの借金は
すべてなくなっています。
言い方をかえれば、
それぞれ保有していた100万円は、
すべてなくなったことになります。
計300万円が消えてしまったのです。
もうわかりましたよね?
経済のカラクリが。
今の世界経済は、
経済成長なくしては、成立しない
仕組みになっているのです。
では、
「経済成長」とは何でしょうか?
それは、
国内総生産(GDP)という
実体のよくわからない数値が、
持続的に上昇していることです。
この「経済成長」は、
決して止めてはならないのです。
もし、止めてしまったら
次第にお金が回らなくなって
しまいます。
そうなると、
モノは生産できなくなり、
物流も止まってしまいます。
私たちの生活が成り立たなくなる
可能性があるのです。
これが、今の経済の実態です。
この「経済成長」を止めないために、
国は「国債」を発行し、借金をして、
お金を作り出しているのです。
その「国債」の大半を買っているのが
日本銀行です。
2023年度で見ると、
国債の買い入れ額は、なんと!
87兆5809億円です。
この金額でも、前年度に比べると
36%も減少しているというのです。
ここ数年で、日本では、
膨大な量の国債を発行していたのです。
でも、
心配しないでください。
『国の借金』は、「国民の借金」と
いわれているのは、嘘です。
国債の発行は、
私たち国民の借金ではないのです。
国債は、国民である個人投資家も
買っているのです。
なぜ、
国民が買っている国債なのに
国民の借金になるのですか?
明らかに国の借金ですよね?
では、
「国」とは誰のことでしょうか?
誰がこの借金を背負っている
のですか?
誰でもありませんよね?^^;
明らかにおかしいのです。
このカラクリを知れば、
『国の借金』は、
「国民の借金」ではないことは
当たり前に理解できるはずです。
私たち国民が、
「国の借金」を返済する
義務などどこにもないのです。
さらに、今のお金は、
『金本位制』ではないので、
理論上は、お金はいくらでも
刷れてしまうのです。
私たちは、
見事に騙されているのです。
日本は、多額の借金を
かかえているから、
私たちの収入の半分近くも
税金や社会保険などで
もっていかれても仕方がない
と思わされているのです。
日本は、破綻などしません。
国内で発行された国債の大半は、
日本銀行が買っているのですから。
ちなみに、
アメリカの国債の多くは、
日本と中国が買っています。
しかし、
中国は「アメリカ国債」を
手放しはじめています。
ここ数年でどんどん保有量を
減らしているのです。
その手放された国債の買い手は、
これがまた日本なのです。
だから、
日本が保有する「アメリカ国債」を
売るといえば、アメリカは終わりです。
この話は、政治的背景において、
とてもシリアスな問題です。
かつて、
ここに言及した
本当に日本の将来を考えてくれていた
政治家の方々は、
「謎の死」か「失脚」させられています。
なので、
この話はここまでにしておきましょう。
話を戻しますね。
今の経済は、
だれかの借金で回っているのです。
個人で、住宅ローンを借りれば、
銀行の売上になるのです。
法人で、融資を受ければ、
銀行の売上になるのです。
誰かが「負債」をおえば、
誰かが儲かる仕組みが
今の経済なのです。
つまり、
どんどん「負債」が増えれば、
経済は、どんどん成長する
というわけですね。
ご理解いただけましたか。
このようなキツネにつままれたような
経済システムであっても、
この経済成長が日本国内だけで
起こっているのであれば、
何の問題もない話なのです。
しかし、
今、国が借金して生み出した日本円が、
海外にどんどん流出していることを
ご存知でしょうか。
次回は、
日本円が海外流出しているという話を
していきます。
次回もぜひ読んでみてくださいね!(^_-)
では、今日はここまで~♪