自動車の未来はどうなる!?
今日のコラム♪
『自動車の未来はどうなる!?』
さて、
今日のテーマは「車(自動車)」です。
最近、自動車を購入された方は、
ご存知かと思いますが、
半導体不足などの影響で、
納車まで 数ケ月~1年待ちが
当たり前になってきていますね。
すぐに必要な方にとっては、
大変厳しい状況だと思います。
そのような状況の中、
世界先進各国では、ガソリン車から
環境への負荷が少ないとされる、
「EV(電気自動車)」への移行が
積極的に進められています。
EUでは、2035年以降は、
「ゼロ・エミッション車」のみに
規制することを発表しており、
アメリカの一部の州でも、
2035年までにガソリン車の
新車販売を禁止するとしています。
「ゼロ・エミッション車」については、
後ほど、ご紹介しますね。
では、ここで、
一概に「EV」といっても
様々な種類があるので、
主なものを4つ上げておきましょう。
①電気自動車
(BEV/Battery Electric Vehicle)
これは、動力源が電気のみで動く車です。
電気自動車は、エンジンではなく、
モーターで動くため、家電メーカーなど、
従来の自動車メーカーではない業態でも
参入する企業が出てきています。
今後、
「自動運転車」「無人運転者」などは
GoogleやAppleなど、ネット環境に強い
企業も参入してくることになるでしょう。
現時点でのEVメーカーでは、
圧倒的世界シェアを持つ
「テスラ」が有名ですね。
最近では、
中国の「BYD」が台頭してきており、
2022年7月には、
日本市場への参入を発表しています。
※販売開始は、2023年以降からです。
「テスラ」は、高級車志向ですが、
「BYD」は、大衆車を中心としており、
日本の自動車業界にとって、
大きなライバルになってくることが
予想されます。
②ハイブリッド車
(HEV/Hybrid Electric Vehicle )
これは、
ガソリンエンジンとモーターを併用した車で、
日本のトヨタが圧倒的に強い車種です。
ガソリン燃費の大幅な向上に貢献しています。
現段階では、
世界中で支持されている車種です。
③プラグインハイブリッド車
(PHEV/Plug in Hybrid Electric Vehicle)
※トヨタでは、「PHV」としています。
こちらは、
外部から充電することもでき、
モーターだけでも一定の距離を
走れることが特徴です。
電気自動車とハイブリッド車の
「いいとこどり」といったところですね。
④燃料電池車
(FCEV/Fuel Cell Electric Vehicle)
これは、
「水素」をエネルギー源としていること
が大きな特徴です。
国内において、
水素を補給する「水素ステーション」は、
徐々に増えてきているようですが、
ガソリンスタンドに比べて、
まだ圧倒的に少ないこともあり、
燃料電池車は、あまり普及していません。
現在では、
トヨタの「MIRAI」が
先行して販売されている状況です。
さて、
ここまで4種の「EV」を
ご紹介してきましたが、
この中で、
「ゼロ・エミッション車」に含まれるのは、
・BEV
・PHEV
↑電気モーターだけで80km以上走れる車両
・FCV
以上の3種となります。
「ゼロ・エミッション車」とは、
大気汚染物質や、温室効果ガスを含む
排出ガスが発生しない車両のことを言います。
この定義でいえば、
自転車なども
「ゼロ・エミッション車」と言えます。
今、
世界で一番普及している「EV」車である
ハイブリッド車(HEV)は、
ガソリン車としての扱いになっているため、
この先、徐々に販売が厳しい状況下に
なってくることになります。
しかし、
「ゼロ・エミッション車」の中で
「電気自動車(BEV)」を中心に
推し進めたとしても
「脱炭素」にはならないと、
トヨタなどは主張しています。
そのため、
トヨタでは、
先ほどご紹介した4つの車種
すべての開発投資を継続する
「全方位戦略」をとっています。
日本においては、
世界の流れに迎合するのではなく、
今までのエンジン技術を
生かせる「燃料電池車」の
普及に力を入れていくことが、
環境的にも
自動車業界の発展においても
重要ではないかと私は思います。
あなたは、どう思いますか?
では、今日はここまで~♪