認知症のハナシ
今日のコラム♪
『認知症のハナシ』
今日は、個人的な内容が多く
含まれていますので、
もし『認知症』について、
ご興味のある方は、
読んでみてくださいね。
そして、
もしシェアできることがあれば、
HPサイト内の「お問い合わせ」から
ご連絡をいただけると幸いです。
お仕事とは関係なくても大丈夫です。
気兼ねなくご連絡くださいね!(^_-)
私は、『認知症』について、
軽く考えすぎていました。
勝手ながら、他人ごとだったのです。
まさか、
身内に2人もかかえるとは想像も
してなかったのです。
最近、
2人とも『要介護2』の介護認定を
受けました。
いまは、次第に進行していく状況に
戸惑いを隠せません。
日本の『介護事情』について、
色々調べることになって、
まず一番驚いたことは、
日本国内における認知症患者の
人数です。
ネットからの情報になりますが、
確定している人数では、
2022年時点では約443万人、
2025年には約700万人に達する
見込みだと言われています。
そして、
予備軍と思われる方まで含めると
2020年時点で、約964万人と
推定されているそうです。
ほぼ人口の1割です。
この数字には、愕然としました。
このままいけば、
40~60才代の多くの方は、
身内に1人は認知症の方を
抱えるほどの状況です。
ここで、
『認知症』とはどのようなものか
簡単にまとめてみました。
認知症には、
主なもので4種類あるそうです。
4大認知症とされており、
認知症患者全体の9割を占めている
とされています。
その4つとは、
①アルツハイマー型認知症
②脳血管性認知症
③レビー小体型認知症
④前頭側頭型認知症
となり、このうち7割近くは、
①のアルツハイマー型認知症に
区別されるようです。
そして、
この4つの区分によって、また、
人によっても状況は様々なようです。
私の身内は、おそらく
①アルツハイマー型認知症
あるいは、
②脳血管性認知症
に、区分されます。
特長的なことは、
『自分を取り繕う』ことを
言うところにあるようです。
ニュースや最近の話題などには
全く興味を示さない反面、
自分事については、しっかりと話せる
といったところが特徴のようです。
よくある状況としては、
「物が盗まれた」などの被害妄想、
タチがわるければ、
被害妄想からくる「暴力」もあります。
そして、
今いる場所がわからない、
スイッチや家電類のある場所や
操作方法が覚えられない など、
があげられます。
また、
同じものいくつも買ってくる、
同じことを何度も繰り返し話す、
あるいは質問してくる
などの状況もあります。
本人の意識にかかわらず、
何も覚えていないのです。
自分が何をしたかったのかが
わからなくなって、
何もかもが面倒になってしまい、
すべてを投げ出してしまいます。
そして、
家の中はグチャグチャ…^^;
このような状況なので、
誰かのサポートなしでは
生きていくことは困難に
なっていきます。
しかし、
認知症の研究は、
日々進んでいると聞きます。
現在、
認知症対策用のサプリメントや
認知症の脳に影響を与える
「スピーカー」などが
発売されているようです。
まだ、
画期的な効果までには
至っていないようですが、
進行を穏やかにしたり、
改善が見られるといった効果は
多少なりともあるようです。
そして、
まだ保険適用ではありませんが
認知症に効果がある薬の提供も
始まっています。
これは、
初期段階であれば、
かなりの効果が見られるそうです。
緊急性を理由に、
治験も終わっていないような
ワク〇ンを例外的に認定することが
できるのならば、
日本の経済にも影響を
及ぼしかねないほどに増加している
『認知症』の薬についても、
優先的に認可してほしいものです。
保険適用にしたとしても
これだけの患者数ならば、
薬代は一気に安くできるはずです。
今回、身内のことで、
いろいろな経験をさせていただき、
いろいろなことを学びました。
すでに日本では、
「介護保険制度」で手厚いケア施策を
とっていただいていることも
十分に理解できました。
しかし、
このままでは、介護に携われる
人員不足によって、介護関連の
職場環境の悪化にもつながります。
介護制度のシステムにつけこんだ
悪徳業者なども、少なからず
出てきている状況です。
介護保険制度にばかりに
頼りすぎていては、
いずれは破綻するでしょう。
なぜ
これほどにも『認知症』の方が
急増しているのかという点に
もっと焦点をあてた対策にも
力を入れていくことが必要では
ないでしょうか。
問題は、
昨今の結婚しない、子供がいない方が
増えている状況にある中で、
『おひとりさま』といわれる方々が
増えていることにあるのかもしれません。
そういった意味では、
ホームなどの施設の役割は、
今後、さらに重要になってくる
ことになるのかもしれませんね。
すでに用意されている施設も
あるようですが、学校のような
様々な「カリキュラム」があっても
いいのではないでしょうか。
住居者の「得意なこと発表会」や、
農園の運営、出張教室などの取り組み、
場合によっては、「結婚式」なども
あったら楽しいですよね。
これからの生き方は、
『人生わくわく』がテーマです!
(^_-)
最後になりますが、
「認知症」の方の急増については、
国を挙げて、真剣に取り組まなけらば
ならない状況にあるということです。
ここまで読んでいただいたあなたも
おそらく他人事ではないかと思います。
これから、
身内に「認知症」の方を抱える世代が
増えていくことが予想されます。
今、この状況に直面している私たちも、
この現状をどうすれば改善できるのか、
根本的なところから考えていく必要が
あるのかもしれません。
では、今日はここまで~♪