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食品ロスについて思うこと

 

今日のコラム♪

 

『食品ロスについて思うこと』

 

今日のテーマは、『食品ロス』について。

 

皆さん、

もう薄々は気づいていると思いますが、

私たちの日本は、

「食品廃棄大国」と言われています。

 

年間の食品廃棄は、

数百万トンに及んでいます。

 

これは、

飲食店やスーパーなどの事業所、

食品加工会社などから排出された分

として算出した廃棄量です。

 

これに、

一般家庭から出る生ゴミまで含めると、

さらに多くなるでしょう。

 

ただ、

この廃棄量を数字で示されても、

すごいな量だな!とは思っても、

 

どれだけマズい状況なのか、

関連するお仕事に

携わっている方でない限り、

実感としてわかないのでは

ないでしょうか?

 

お恥ずかしながら、

私自身もそういう状態です。

 

でも、

もうこのまま他人事では済まされない

状況にきているのではないか・・・

と最近思うようになりました。

 

今年2021年7月~8月にかけて

『東京オリンピック2020』が

1年越しに開催されました。

 

今回のオリンピックでは、

サスティナブル(持続可能)な運営

がテーマとなっており、

『食品ロス』についての対応も

検討されていました。

 

それにもかかわらず、

 

開催終了後に、

驚くような話がでてきたのです!!

 

今回のオリンピックでは、

ゴタゴタの中で、

予定していたボランティアの

人数がかなり減ったことにも

起因しているようですが、

 

期間中、

毎日数千食のお弁当が廃棄

されていたそうです。

 

開会式だけで4000食、

1ケ月でなんと13万食!もの

お弁当が廃棄されていたことが

公表されています。

 

おそらく、

会場となったすべての施設や関連機関

パラリンピックまで含めたら、

こんな数では収まらないでしょう。

 

なぜ、

必要数が減ることが

わかっていたはずなのに

大量の発注をしたのでしょうか?

 

お弁当の配給会社との

契約があったのかもわかりません。

 

それでも、

無駄になるとわかっているのに

作らなければならなかった理由なんて、

「誰かの都合のため」以外には

考えられません。

 

また、

選手村で用意されていた食料品も

開催終了後は、すべて廃棄しなければ、

ならなかったようです。

 

冷凍食材や、ペットボトル飲料など、

保存がきく食品もすべてだったようです。

 

このことについては、

テレビなどでも報道されていました。

 

関係するスタッフですら、

多くの疑問が残る後始末だったようです。

 

これを聞いて、

あなたは、どう思いましたか?

 

これって、

やっぱりおかしいですよね?

 

しかしながら、

このことは今回の日本での開催に

限ったことではないようです。

 

過去のオリンピックでも

同じような問題はありました。

 

 

今回は、その状況がわかっていて、

『サスティナブル』な運営を目指す と

していたのであれば、

 

やはり、しっかりと

検討すべき内容であった

のではないでしょうか。

 

毎日、

必要とされる分だけ調達できるような

新しいシステムを作ることもできたはずです。

 

そして、

そのシステムが、

今後の世界中の大きなイベントで

活用されるようになれば、

素晴らしいことですよね!

 

まあ、空想のお話ですが・・・(涙)

 

さて、

ここで、話は全く変わりますが

農業においても、

『食費ロス』問題があるのです。

 

あなたも

よくご存知かもしれませんが、

 

農業では、作物が豊作になりすぎると、

卸価格が極端に安くなってしまい、

採算がとれなくなってしまうため、

収穫した作物を廃棄することがあります。

 

農業で生計を立てている知り合いの方に、

 

廃棄するくらいなら

『なにか協力できることはないですか』

 

と聞いてみましたが、

 

今の仕組みでは、

一個人の農家の収入のことを考えれば、

どうしようもないこと・・・

のようです。

 

だからといって、

凄くもったいない事をしているのが

わかっているのに、何の対策も

打たないままでいい訳はないのです。

 

今までのやり方を

今後も続けていくようであれば、後に

多くのしわ寄せがくるように思います。

 

これから近い将来、

『食糧難』がくるといわれています。

 

各専門家たちが、

気候変動などをはじめ、

現在の世界規模でのパンデミックなど、

 

様々な事由から

「起こりえる」と言っているのです。

 

これは、

日本国内での話です。

 

他人ごとではないのです!!

 

この『食糧難』については、

改めてブログ内で発信していく予定です。

 

私たちは、

そうなる前に、もっと現状を知り、

今日のテーマ『食品ロス』について、

一人一人ができることを考えていかなければ

ならない状況にきています。

 

今、若い方を中心に、

「食品ロス」を少しでも減らしていこうと

様々な事業や活動をはじめる方が増えています。

 

私自身も、

イベントなどを企画する際は、

「食品ロス」のことも意識して、

できることはやっていきたいと考えています。

 

今日は、いまの「食品ロス」の実態を

少しでも知っていただけたら嬉しいです。

 

では、今日はここまで~♪

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