アナログ回帰の時代 ~昭和的情熱を称える若者たち~
今日のコラム♪
『アナログ回帰の時代
~昭和的情熱を称える若者たち~』
今年2025年は、
もし、今が昭和だったなら
昭和100年になるそうです。
それを記念して、
『昭和100年プロジェクト』
といった企画もはじまっています。
私自身は、
昭和の後半生まれ(X世代)ですが、
アナログ的な昭和の想い出は
今では懐かしく感じるようになりました。
昭和世代は、
令和の現在とは違って、
なにかと手間のかかることが
多かったので、
「何かをするため」にかける時間も
今とは全く違っていました。
『タイパ』などという発想は
絶対になかった時代です。^^;
しかし、
そのような「手間のかかる時代」で
あったにもかかわらず、
ここ数年の間で、『昭和回帰』とも
いえる現象がおきているのです。
では、
実際に昭和とはどんな時代だった
のでしょうか。
日本の全盛期でもあった
1970年代以降の
『昭和』の時代を少しだけ
振り返ってみましょう。
まず、
音楽を聴く時などは、
カセットやレコードをかけて
楽しむことが主流でした。
また、
ラジオで音楽番組などを
「エアチェック」をして、
カセットに録音したものを
何度も聴いて楽しんでいました。
カメラで写真撮影をする際は、
24枚、36枚撮りといった
「フィルム」を撮りきったら、
「フィルム」を「現像」するために
カメラ屋に持っていくのです。
数日するとプリントしたものが
出来上がるので、それをとりに行って、
ようやく写真が見られる・・・
というのが当たり前。
誰かに写真を上げたい時は、
また、カメラ屋にいって、
プリントの「焼き増し」を
してもらわないといけないのです。
今、考えると
どれだけ手間だったか
と思いますね。^^;
他には、
映画を観たいときは、
映画館かレンタルビデオ屋に行き、
本が読みたければ、
本屋か図書館に行く。
車でどこかに出かけるときは、
分厚くでっかい地図を開いて
目的地に向かっていたものです。
外出先で誰かと連絡を取りたい時は、
至る所にあった公衆電話に並び、
駅の掲示板にメッセージを残す
といったようなことをやっていた時代…
とにかく、何をするにも手間が
かかっていましたね。
しかし、
令和の時代には、
これらのことは、
すべて!スマホの中で完結
してしまうものばかり…^^;
ホント、便利になりましたよね。
でも、
その分失っていったものも
あるのではないかと思うのです。
それは、
『人との繋がり』
そして、
『物事の奥深さを感じ取る心』
ではないでしょうか。
たとえば・・・
音楽を聴く時は、
必ずカセットなりレコードを
プレーヤー(再生機)にセットして、
再生する、針を落とすといった
作業から入ります。
この時点で、音楽を聴くぞ!
という姿勢になっているのです。
ようやくスピーカーから音が出て、
その音に耳を傾けるのです。
曲を途中で飛ばすような機能は
ほとんどなかったので、
必ず1度は、最初から最後まで
聞くことになります。
当時は、1曲を通して聴くことで、
作者の意図や曲の全体像を
感じとることができたのでは
ないかと思うのです。
今では、
スマホなどの音楽アプリで
まず5秒ほど聴いて、
一瞬の判断で、聞き続けるか、
次の曲にいくかを選択しています。
私自身もSpotifyなどで、
そのような聴き方をして
しまっている実情があります。
映画鑑賞などでも同じことが
言えるのではないでしょうか。
また、
物やサービスを買うときは、
対面販売が当たり前でした。
令和になると、
支払いもセルフレジが主流に
なりつつあり、
リアル店舗でありながら、
無人の店舗まで出てきています。
さらに、
今では、ほぼすべての物が
ネットでの注文が可能であり、
自宅から出ず、誰にも逢わないで、
買い物を完結させることすら
可能な時代なのです。
このように
令和の時代とは違い、
昭和の時代は、何をするにも、
そのためのアクションが
今とは考えられないくらい
時間がかっていたのです。
そして、
その時間感覚は、
誰かと一緒に過ごす時間でも
同じでした。
今は、誰かと一緒にいても
スマホで別の誰かと連絡して
いるような場面も多くあり、
目の前にいる人とちゃんと
向き合っているのだろうか…
と思うこともあります。
このように
良い意味で不便であったことで、
人との繋がりは、
もっと深かったように思うのです。
そして、そこには
様々な感情があふれていました。
それを現代の若者たちは、
昭和時代の『温かさ』と感じ取り、
『昭和的情熱』と
捉えているのかもしれません。
その憧れのようなものが現象化し、
今、また『昭和』の文化が、
復活しているのです。
すごい勢いで復活しているのが、
『レコード盤』です。
今では、CDより売り上げが
上がっているそうです。
レコードの音を聴くまでの
所作を楽しみ、
そして、その音に温かみを
感じているのです。
楽曲も70年代や80年代ものが
若者にとって、新鮮な音楽に
聴こえているようです。
カメラでは、
昭和時代に大流行した
『写ルンです』が、
若者の間ではやっていますね。
少しボケたような感じの写真に
新鮮味を感じているようです。
店舗においても、
昔ながらの商売のやり方が
見直されてきており、
商店街なども息を吹き返している
ところもあるようです。
さて、
これを読んでいただいている
あなたが、もし昭和世代であれば、
『昭和』の時代はよかったのかも
しれないと思いませんか?
『昭和100年プロジェクト』
今年は、このイベントを楽しんで
みることもいいかもしれませんね!
では、今日はここまで~♪