私たちの食卓が変わる!?(後編)
今日のコラム♪
『私たちの食卓が変わる!?(後編)』
今日は先週からの続きになります。
今回は、
現在『酪農家』に起きている状況について
見ていきましょう。
最近、
農業、酪農、漁業といった
「食」に関わる産業に
起きている現象を見ていると、
不可解なことが多いのです。
最近、耳にした話ですが、
「牛1頭殺したら15万の助成金が出る」
という話はご存知でしょうか?
これは、もともとは乳牛を食肉として
処分した場合とあります。
今、牛乳をはじめ、
乳製品が余っているようなのです。
しかし、
今、様々な食品が値上げされている中で、
乳製品の関連食品も、なぜか値上がりしています。
なぜ、こういった現象がおこるのでしょうか。
それは、
「国内生産」で賄えている食品にもかかわらず、
WTOで決められた量を輸入しなければならないため、
国内生産を減産、調整せざるを得ないという、
まったく不可解な事情があるからです。
数年前、「バター不足」が問題になった際、
生乳の生産量の拡大のために様々な補助金が
ありましたが、これらも打ち切りとなり、
飼料代の値上がりなども追い打ちとなって、
「酪農家」の経営が大変厳しくなってきています。
実際にこのタイミングで、
国内の酪農業の倒産が相次いでいるのです。
このままいけば、肉や乳製品などは、
国内生産のものは希少価値となり、
一般人の食卓ではみられなくなるような
状況もありえるのです。
輸入品でも手に入ればいい方
という状況になる可能性さえ否定できません。
この状況を見越してだったのか・・・
数年前から、肉の代替食として、
『大豆ミート』が話題になっていましたが、
ここ最近は、かなり浸透してきたように思います。
『肉の代替食』といえば、
ベジタリアンやヴィーガンと言われる方々には
良いお話かもしれません。
確かにイメージは悪くないのですが、
今後は、特に注意しておかなければ
ならないことが1つあります。
それは、
原材料に使用される大豆において、
「遺伝子組み換えの可能性が高くなる」
ということです。
今年(2023年)4月より、
大豆とトウモロコシについては、
「遺伝子組み換えでない」の
表示義務が任意となったのです。
そうなると、
「遺伝子組み換え大豆」が混在していても
消費者にはわからないのです。
「遺伝子組み換え食品」が、
人体に及ぼす影響については、
まだ不明な部分が多くありますが、
今後、何らかの影響はあるだろうと
言われています。
これから先・・・
よほど注意していかなれければ、
「コオロギ」や「遺伝子組み換え食品」が、
私たちの知らない間に食卓にのぼることは、
もう避けられないでしょう。
最後に、
関連するお話として、
『学校給食の無料化』について、少しだけ
私の見解をお伝えしておきたいと思います。
今後、全国の公立小学校、公立中学校では、
少子化対策などもあって、
「学校給食の無料化」が進められていく流れに
なっていくことが予測されます。
ただ、
この「学校給食」においても
2週に渡ってお伝えしてきたことが、
大きく関わってくることになるでしょう。
コオロギ食、遺伝子組み換え食品、
今後は、3Dプリンター食など、
人体への影響がまったく未知数な食品が
たくさん導入されていくことは、
十分に予想されます。
そこで、
親として、子供たちを守るために、
給食の内容について、
原材料に何が使われているのか など、
注意深く見守ってあげてほしいと思います。
その見極めは、
大変難しいものになるかもしれませんが、
情報開示などを積極的に求めることも
時には必要かもしれません。
その際に、
『無料だから文句は言えない』という
発想にだけはならないでほしいと思います。
ちゃんとした食事ができることは、
私たちの「権利」です。
そこを履き違えないようにしてほしい
と思います。
さて、
2週にわたって、「食」の問題を
とりあげてきましたが、
現代に生きる私たちは、
生命維持にも関わる「食」について、
もっと学習する必要があります。
そして、
これから先も安心できる「食」を求めて、
あなた自身が「声」をあげていく時期に
きているのではないでしょうか。
さて、今回のテーマを
2週に渡ってお届けしてきましたが
いかがでしたでしょうか。
私たちにとって欠かすことができない
毎日の食事に対して、
少しでも「気づき」があれば幸いです。
2週に渡ってお付き合いいただき、
ありがとうございました! m(__)m
機会があれば、
あなたの知見もお聞かせくださいね。(^_-)
また、
以下のブログにも「食」に関する
内容を取り上げていますので、
併せてお読みいただけると幸いです。
2023年2月14日
『TAMAGOがABUNAI』
2022年7月14日
『食糧危機は本当にあるのか?』
では、今日はここまで~♪