なんでも「デジタル」では、どうもやるせない(後編)
今日のコラム♪
『なんでも「デジタル」では、どうもやるせない(後編)』
今日は、前回からの続きです。
前回は、
序章的な内容でしたが、
今回は、
様々な「デジタル化」の現状を
見ていきたいと思います。
前回、
「デジタル化」至上主義の現状に
なんでも「デジタル」では、
どうもやるせない
という感覚があるとお伝えしました。
しかし、
この感覚は、
どうも私だけではないようです。
その証拠に、
たとえば、音楽の世界では、
アナログの「レコード」が
みなおされていますよね(^_-)
若い世代でも、音に敏感な人は、
アナログのレコードの温かみのある
音質に気づきはじめたのです。
また、
写真の世界でも、
スマホなどに搭載されている
デジタルカメラだけではなく、
チェキのようなアナログ指向の
インスタントカメラが人気ですね。
そして、
接客サービスにおいては、
デジタル化(オートメーション化)
される傾向が目立ちます。
大手外食チェーン店では、
注文から配膳、支払いに至るまで、
ほぼすべての工程を
人の手を介さずとも完結できてしまう
システムもあります。
今後、大衆レストランは、
このようなシステムが中心に
なっていくでしょう。
そして、
高級レストランは、
人が接客するサービスを展開
していくことになるでしょう。
また、
ホテル業界でも
「変なホテル」という名のホテルでは、
ロボットがお出迎えをしてくれます。
私も興味半分で宿泊してみましたが、
なんとも空しさの感覚が残るホテル
でした。
はじめは、
目新しさでオモシロイのですが、
何の機微もありません。
「たまたま」なのかもわかりませんが、
チェックインからチェックアウトまで、
まったく誰とも接触する機会がなく、
まるでゴーストホテルのようでした。
私たちにとって身近な「お金」も
現在は、徐々にデジタルマネーへ
移行していっている状況です。
しかし、
デジタルマネーは、お金を使っている
感覚がほぼ皆無な気がしませんか?
デジタルマネーを主に使っていると
しっかりとお金の管理をしている
つもりでも、浪費してしまう傾向が
あるとデータが示しています。
特に、これからの若い方が、
金銭感覚をしっかりと持っておく
ためには、現金での支払いにも
慣れておくことが必要ではないか
と私は思います。
また、
本の世界でも漫画などをはじめ、
「デジタルブック」が人気です。
このデジタルの本は、
かなり便利な機能もあって
嬉しい面をあるのですが、
私個人的には、本を読むときは
ほぼ「紙媒体」が中心です。
なぜだかわかりませんが、
デジタル本だと、
内容が頭に入ってこないのです。^^;
やはり、
紙(アナログ)の本に宿る
何かがあるような気がします。
さて、
様々な事例をあげてきましたが、
やはり、
デジタルとアナログは、
上手く共存している状態が
望ましいのではないでしょうか。
数年前に公開された
映画『シン・ウルトラマン』で
このようなシーンがありました。
重要な情報は、
(ハッキングをされないために)
今でも『アナログ』での
コミュニケーション手段をとっている
このセリフには、
ハッと気づかされました。
通信手段としてのデジタル回線は、
便利な反面、傍受されやすいという
デメリットがあるということです。
さて、
あなたは、
ますますデジタル化されていく世界に
どのように感じていますか?
では、今日はここまで~♪