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AIが水と電気をがぶ飲み中!?

今日のコラム♪

『AIが水と電気をがぶ飲み中!?』

 

ここ数日、関西では大変暖かい日が

続いていましたが、

今日からはまた少し寒くなりそうですね。

 

昨日は、

北海道、東北などでは真冬日でしたが、

群馬では、なんと夏日となり、

冬と夏が同時にやってきた変な1日でした。

 

皆さま、体調を崩されないように

注意してくださいね。

 

さて、今日のタイトルは、

私が定期購読をしているNewsPicksの

記事タイトルのキャッチコピーを

そのまま引用させていただいています。

 

ここ最近、「AI」が

なにかと話題になることが多いですが、

この「AI」を稼働させるために必要に

なるのが『データセンター』です。

 

最近、

京都・精華町にある私の自宅近くにも、

NTTが、国内最大級となる

『データセンター』を建設しています。

 

そこで、

少し気になったので調べてみたのです。

 

この『データセンター』が、

かなりの電気消費量であることは、

多少の知識としてはありましたが、

調べてみると驚きの消費量だったのです。

 

また、

私は全く知らなかったのですが、

水も大量に消費するようなのです。

 

『データセンター』では、

機器類からかなりの熱がでるため、

空冷か水冷方式で、常時「冷やす」

ことが必要なのです。

 

そのために、

「水」と「電気」が大量に必要と

なってくるのです。

 

先日のNewspicksの記事には、

このような事例が書かれていました。

 

南米のウルグアイに建設中の

アルファベット(グーグルの親会社)の

巨大なデータセンターが

1日あたり、数百万リットルの浄水を

使用することになっていることに対し、

住民による建設反対運動が起こっている

とのこと。

 

この国では、

干ばつによって、住民の飲料水が

枯渇している状況なのです。

 

そのような状況で、貴重な浄水を

他国企業が建設するデータセンターに

取られたのではたまりません。

当然の流れだろうと思います。

 

また、

大型のデータセンターでは、水以外にも

30万メガワット(一般家庭の10万戸分)

消費するそうです。

 

これだけの「電気」や「水」を

消費する『データセンター』

今、世界各地で建設されているのです。

 

先述のアルファベットは、

日本国内においても、千葉で

『データセンター』が稼働予定

となっているそうです。

 

現在、日本国内で

『データセンター』に消費される電力は、

全体の2%程度とされていますが、

2030年には、10倍にもなると予測

されているようです。

 

このまま、同じような方式の

データセンターが増え続けることに

よって、私たちにとって生活の重要な

インフラである、水や電気が大量に

消費されるようになることは、

望ましいことではありません。

 

そのことで、

エネルギー問題や水問題が起こる

ような状況になるのであれば、

「AI」の発展を優先させることを

見直していくことも必要ではないかと

私は思います。

 

前段でお伝えした、

京都・精華町に建設されている

仮称「京阪奈データセンター」は、

NTT の新構想IOWN(アイオン)の

商用化に向けた開発拠点となるようです。

 

この「IOWN」とは、

「光電融合」という全く新しい考え方の

次世代ネットワークとなり、

「電力効率の大幅な向上」もメリット

として挙げられています。

 

「IOWN」についての詳細は、

まだ、情報も少なく、機会を改めて

発信していきたいと思いますが、

 

この技術は、

世界からも注目を浴びており、

今後のAIサービスを大きく発展させる

ものになるのだろうと思います。

 

また、

「電力効率の向上」についても

大いに期待したいところです。

 

今日は、データセンターの現状を

見てきましたが、今のまま進めば、

必ず行き詰る時がくると思います。

 

私たちは、AIの「便利さ」だけに

注意がいってしまいがちですが、

リアルな生活に及ぼす影響のことも

考える必要があるのかもしれません。

 

また、

万一の事態で電力が使えなくなった時、

データセンターが稼働不能となった際に

どのような行動をとるのかを意識して

準備しておくことも必要かもしれませんね。

 

では、今日はここまで~♪

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