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BRICSが世界を変えていく!?

今日のコラム♪

『BRICSが世界を変えていく!?』

 

さて、

今日のテーマは、

「BRICS(ブリックス)」です。

 

この「BRICS」ですが、

最近、また少しずつ耳にするように

なってきましたね。

 

「BRICS」とは、

それぞれの頭文字をとった5ケ国の

ことを指します。※下記参照

 

B ブラジル連邦共和国

R ロシア連邦

I インド共和国

C 中華人民共和国(China)

S 南アフリカ共和国(South Africa)

 

この言葉は、

2000年代に著しい経済発展を遂げた

新興国のことを指す総称として、

ゴールドマンサックスが2003年の

レポートで使用したことがはじまりだと

言われています。

 

当初は、

南アフリカ共和国は入っておらず、

「BRICs」のSは、

複数形のSだったようですが、

 

2011年に南アフリカ共和国が

参加した頃から、

「BRICs」から「BRICS」と

なったそうです。

 

そして、

来年2024年からは、

アルゼンチン、エジプト、イラン

エチオピア、サウジアラビア

アラブ首長国連邦(UAE)の6ケ国

BIRCSに参加することが決まっています。

 

新たに6ケ国が加入しても、当面の間は、

「BRICS」の名称でいくようです。

 

先月、8月22日から3日間にわたり、

南アフリカのヨハネスブルグで行われた

首脳会議では、40ケ国以上もの国が

BRICS加盟に関心を示しており、

そのうち22か国が正式に加盟を希望

したと発表されています。

 

このように、

「BRICS」は、いま世界的にも

注目されており、

新しい世界秩序となるような

振興勢力になってきています。

 

では、

その背景には、何があるのでしょうか。

 

それは、

アメリカ経済、そして米ドルが、

非常に危険な状態にあることが

一因です。

 

かつては、

米ドルが世界経済を動かしている

といっても過言ではない状況でした。

 

しかし、

今年3月にシリコンバレー銀行が

破綻したあたりから、

(実質はそれ以前からですが…)

アメリカの経済状況は、破綻寸前

の様相を呈しています。

 

そのあたりの状況を危惧してか、

ここ最近は、貿易取引でもドル建てを

避ける傾向が増えてきているようです。

 

このタイミングで、

ロシアは、「金本位制」を復活させ、

欧州における「ユーロ」のような、

BRICS内共通の決済通貨を提案

しています。

 

ロシアは、世界最大の金保有国と

されており、「金本位制」になれば、

優位な立ち位置になります。

 

さらに、

中国も世界2位の金保有国であり、

インドやサウジアラビアでも

かなりの金を保有しているようです。

 

このような背景から、

「金本位制」をベースとした

「新通貨」が実現する

可能性もあるのかもしれません。

 

もともと 貨幣とは、

「金本位制」がベースとなっており、

金の保有分しか発行できないように

なっていたのです。

 

だから、

お金の価値が担保されていたのです。

 

しかし、

今では 金本位制は完全に崩れています。

貨幣は「信用」のみで成り立っているのです。

 

そのため、

一度この「信用」を失うと、

紙幣など、ただの紙切れなのです。

 

このままでは、

米ドルの「信用」がいったん崩壊すると、

連動して世界経済も崩壊するような

可能性もありえるのです。

 

そのため、

BRICSを中心とした国々は、

米ドルでの決済を徐々なくしていく

方向で動いているのです。

 

しかし、

このような動きも

スムーズにはいかないでしょう。

 

なぜなら、

中国では、現在

「デジタル人民元」の開発をすすめており、

このデジタル通過を、早く流通させて、

米ドルに変わる基軸通貨にすることを

目論んでいるようです。

 

すでに、

「デジタル人民元」は、

実証実験の段階に入っており、

もし、これが流通すれば、世界初となる

法定デジタル通過であるといわれています。

 

ただ、

中国は、今大変な経済状況に陥っています。

 

この目論見もまた、

簡単にはいかないでしょう。

 

そのような中、

立ち位置がロシアや中国とは

少し違うように見えるのはインドです。

 

インドは、BRICSの中でも中立的な立場を

貫いており、モディ首相の独自の視点が

あるように見えます。

 

インドは、今年に入り、中国を抜いて

世界最大の人口を持つ国となりました。

 

さらに驚くべきことに、

この国には若者がとても多いのです。

平均年齢も28歳です!

 

これだけを見ても、これから莫大な

経済発展をしていく国であることが

うかがえます。

 

ちなみに、

日本の平均年齢ですが、

2022年度で48.6歳です。^^;

 

このように、

私たちは、これからしばらくは、

BIRCSの動向に注目しつつ、

インドの動向も注意深く見ておく

必要があるでしょう。

 

いずれにせよ、

これから1~2年ほどの間に、

世界情勢は大きく変化し、

新しい時代に移り変わっていくことは、

もう間違いないでしょう。

 

私たちの住む日本も、

日本の強みを生かした独自路線を

発揮して、新時代の日本の再興を

見てみたいですね!(^_-)

 

では、今日はここまで~♪

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