
ChatGPTってなんだ!?
今日のコラム♪
『ChatGPTってなんだ!?』
さて、
今日のテーマは、「ChatGPT」です。
私が、このテーマで
ブログを書きはじめている間に、
ニュースでも取り上げられはじめたので、
すでにご存知の方も多いかと思います。
私が、この「ChatGPT」を知ったのは、
マイクロソフト社が、OpenAIに対し、
数年に渡って100億ドルの追加投資を
行うと発表されたことがきっかけです。
100億ドルといえば、
今の日本円で約1兆3000億円です。
現在、1万人もの人員削減を
発表しているマイクロソフトが
なぜそれほどの大型投資をするのか?
この点に大変興味を持ったのです。
この「ChatGPT」を作っているのが、
「OpenAI」というベンチャー企業です。
この会社の制作チームには、
元Google出身の人も多く、
続々と超エリート級のメンバーが
集まってきているようです。
それだけ、この「ChatGPT」には、
「魅力的なもの」があるのだと思います。
さらに、
あのGoogle(現アルファベット)が
この「ChatGPT」に対し、
「Code Red(非常事態)」を発動しました。
この状況からすると、
これまでの流れを変えてしまうぐらいの
「革命的なもの」になりそうな気配です。
Googleも このタイミングで、
AIチャットの「Bard」を発表しました。
しかし、この「Bard」については、
まだ、色々と問題点の検証もあって
正式に出せる段階ではなかったのでは
ないでしょうか。
確かに、
「ChatGPT」や「Bard」対して、
警鐘を鳴らす方も少なくないようです。
では、
この「ChatGPT」では、
いったい何ができて、何がすごいのか?
「ChatGPT」を、あえて一言で言えば、
AIのチャットサービスです。
今までと
何が大きく変わるのかといえば、
「何かの目的」を調べたいときに、
「キーワード検索」から「対話型」に
なるということです。
よく、「SF映画」などで、
「AI」と会話するシーンが出てきますが、
この状況が、現実世界でも実現する
ところまできているのです。
「チャット」については、
もうすでにご存知の方も多いかと
思いますが、
今までのチャットは、端末上での
人と人のコミュニケーションが
ほとんどでした。
これが、相手が「AI」となれば、
どうなってくるのか ということです。
今、あなたがよく使っている
「キーワード検索」では、
そのワードに関する情報が
一覧となって出てくるので、
取捨選択していく必要があります。
しかし、
この「ChatGPT」では、
会話的に質問を投げれば、
あらゆる関連情報を、しかも瞬時に!
上手くまとめて表示してくれるのです。
この「要約」されるというのも
特長の1つです。
たとえば、ある長文をコピペして、
「これを要約して」 とAIチャットに
お願いすれば、瞬時に要約された
文章が表示されます。
しかも、驚くべきことに、
要点をしっかりと押さえた内容に
なっているのです。
このことが顕著に示されたのが、
先日見つけたネット記事です。
それは、
経営学の学位であるMBAの筆記試験を
「ChatGPT」に出題したところ、
まったく申し分のない回答で、
「合格」してしまった・・・
というのです。
すごくないですか!?
これからは、
感想文や論文などの宿題は、
チャットにやってもらおう!
みたいな時代になるかも…ですね。^^;
他にも、
こんな質問にも答えてくれます。
『どうして、彼(彼女)は
私に振り向いてくれないの?』
みたいな「恋のお悩み」にも
ちゃんと「真摯に」
答えてくれちゃいます。(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・
もうすでに、
「ググる」という言葉も
死語になりつつありますが、
今後、AIチャットが中心になっていけば、
「チャトる」とかいうでしょうかね。^^;
若い方は、
すでに何か情報を得るときは、
インスタグラムやツイッター、
TikTokなどを見るようですが、
「キーワード検索」で
情報を取りにいく時代は、
まもなく
終焉を迎えることになるのでしょうね。
ただ、1つ言えることは、
「ChatGPT」が出してくる回答は、
世界中のネット上にあるデータベース
から最適解を出す ということを
理解しておく必要があります。
たとえば、
「偽情報」などを意図的にネット上に
点在させて仕込んでおけば、
その内容も含めた回答をしてしまう
ということです。
この懸念が払拭できないため、
警鐘を鳴らす方が少なくないのです。
でも、
この流れは、もう止められないでしょう。
今後の成り行きでは、
弁護士など「士業」といわれている分野、
コンサルティング業界などは、
大変厳しい時代がやってくるかもしれません。
しかし、
この「ChatGPT」が上手く活用
できるようになれば、
現代における多くの課題解決の力に
なる可能性を秘めています。
そして、
私たち自身は、
「問題解決」に注力することから
解放されて、
私たちが得意とする「創造する」ことを
もっと楽しめるような世界になっていけば、
とても素晴らしいと思いませんか?
これこそが、
人とAIの「理想的な共生」に
なるのではないかと私は思います。
では、今日はここまで~♪
《編集後記》
私が、お仕事でお付き合いのある
SHARPの製品で「ロボホン」という
小型の人型ロボットがあるのですが、
これは、
元々は、スマホをベースとして
開発された商品です。
今後、
ロボホンのような小型ロボットに
「ChatGPT」が搭載されるようになれば、
とてもオモシロイ展開になるのでしょうね。
そして、
ロボホンが喋る声も
大好きな「推し」の声、
サンプルボイスなどを
選べるようになったなら…
ちょっと怖いような
ワクワクするような世界が
もうすぐそこまで来ているのです!