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そもそも経済ってなんだ?

 

今日のコラム♪

 

『そもそも経済ってなんだ?』

 

今日のテーマは、「経済」について。

 

経済といっても

「今のあり方」にフォーカスして、

お話していきたいと思います。

 

私たちは、普段から

経済を止めてはいけない とか

経済政策をどうする とか

当たり前のように「経済」

という言葉を聞き入れています。

 

では、

 

あなたは、

今の「経済」のあり方について

どう考えますか?

 

多くの方々は、

この「経済」というものが回らないと、

大変なことになると思っているようです。

 

「GDP/Gross Domestic Product」

という、わかったような、わからないような

数値に右往左往しています。

 

この「GDP」によって、

経済成長率をはかり、

右肩上がりでないとよくないと

思い込んでいます。

 

本当にそうでしょうか?

 

そこで、

今日は、私と一緒に 一度立ち止まって、

「経済とは何か」を考えてみませんか。

 

 

そもそも「経済」という言葉は、

どこからきているのでしょうか?

 

もとは、

中国の古典に出てくる「経世済民」

というところからきているようです。

 

これを略して「経済」となったようですが、

今の『Economy』と訳される「経済」とは、

どうもニュアンスが違うようです。

 

「経世済民」とは、

『世を治め、民を苦しみから救うこと。』です。

 

つまり、

もともとは

政治的な意味合いが強かったようです。

 

私は、今の『経済学』というものは、

この思想が抜け落ちているように思います。

 

もし、

この思想が生きているのなら、

この数十年のあいだ、「経済学」を

学んできた人によって、大変すばらしい

世界が作られていたのではないか

と思うのです。

 

しかし、

今の現実はどうでしょうか?

 

ほんの一握りの方だけが、

今の経済の仕組みの中で、

上手くやっているのが実情です。

 

もっといえば、

(現在の価値観で言えば)

「誰かが儲かれば、誰かが損をする」

というのが、今の経済の仕組みなのです。

 

「経済学」とは、

何のために学ぶものなのでしょうか?

 

私は、大学在学中に

ほんの入り口ではありますが、

「経済学」を学ぶ機会がありました。

 

円高・円安や、インフレ・デフレとか、

株主やらステイクホルダーやら・・・

 

会社の仕組みや、

お金の仕組み的なことは、

理解はできますが、

根本的に『経済とは何か』

ということについては、

ほぼ理解できなかったのです。

 

私が『経済学』を

学んでいた当時(1991年頃)は、

「バブル景気」といわれた絶頂期が

崩壊へと向かう真っただ中にありました。

 

そして、

私が大学を卒業する頃には、

就職難でした… ^^;

 

「経済」が悪くなることは、

よくないのだという強烈なイメージ

だけが植え付けられました。

 

いま、改めて

「経済とは何か?」

振り返ってみたときに

多くの国民は苦しんでいる、

としか思えません。

 

経済とは、

「消費活動」のことなのでしょうか?

 

生産し、分配する仕組みがあって、

それを

「管理する側」と「管理される側」に

分かれている状況があります。

 

この状況は、

本当に幸せなことなのでしょうか?

 

おそらく、

多くの方は、「お金を稼ぐため」に

仕事をしていることと思います。

 

そのためには、

理不尽なことであっても

会社が儲かるために頑張るのです。

 

人々が幸せになるために

仕事をしているはずなのに、

 

世の中のためを思って仕事をしても、

会社が儲からないと意味がないと

挫折を味わう人もたくさんいるのです。

 

会社が思ったように儲からずに

資金繰りが上手くいかなくなって、

破産してしまう経営者もいます。

 

結局は、

すべては、「お金」が中心なのです。

 

私は、決して、

「お金」を否定しているわけでは

ありません。

 

むしろ、

すごい発明だと思います。

 

しかし、

「お金」が「経済」を動かす

のではありません。

 

「経済」は「人」が動かすのです。

 

「お金」が常に潤沢に流れているような

世界であれば、まだよかったのです。

 

実は、

この世界には、

世界中の人たちがまともな

生活ができるほどのお金が

潤沢に存在しているのです。

 

しかし、

「お金が中心」になってしまうと、

蓄えたり、自分のところへたくさん

入ってくるような仕組みを

作り出す人がいるから、

現在の状況が起こっているのです。

 

では、

改めて考えてみてください。

 

もし、

この「お金」というものがなくなったら、

誰も使わなくなったとしたら、

世界はどうなるのでしょうか?

 

今の「経済」というあり方は、

完全に止まってしまうでしょう。

 

でも、

現状の「経済」が止まったら

本当に生活ができなくなりますか?

 

お金がなくても、人は生きています。

 

誰かがモノを蓄えてしまわない限り、

必要なモノが必要なだけあれば、

農業もできるし、様々なモノも作れます。

 

必要なモノが必要なだけ必要な時に

手に入るようになれば、

「お金を稼ぐ」という経済活動など

しなくても良いのです。

 

そして、

他人や他社との「競争」も

しなくてよいのです。

 

お金を稼ぐ(自分のところへ集める)

必要などなくなるのですから。

 

あなたは、

「お金を稼ぐ」ためではなく、

あなたが好きなこと、得意とすることで、

人々に喜んでもらえるようなことを、

与えていくだけでよいのです。

 

本来は、こういった個々の活動を

上手くとりまとめ、広げていくことを

「経世済民(経済)」

というのではないかと私は思います。

 

さて、

あなたは、どう考えますか? (^_^)/

 

では、今日はここまで~♪

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